小鼻縮小のトラブル(内側法)
小鼻縮小のデザインには切除部位と切除量の二つの要素があります。
これらは互いに密接しておりどちらか一方でも間違えると上手くいきません。
特に切除量における過剰切除は最も注意すべき項目です。
今回は小鼻縮小のうち内側法のトラブルついて挙げていきます。
①コンセント鼻
最も有名なもので、過剰切除が原因でおこります。
鼻の穴が細く長くなり見た目の不自然さだけでなく呼吸しづらいという機能面でも問題が起きます。
②傷跡の凹み
人体に出来た傷というのは必ず縮むため、それにより傷が陥没してしまっている状態です。
縮む事自体は避けられないため、それによる陥没が目立たなくなるよう切開線や縫合を工夫する必要があります。
③小さすぎる鼻の穴
元々小鼻の厚みがあり鼻の穴が小さい場合はかえって小鼻の厚み感が目立ってしまいます。
④変化がない
切除量不足もありますが、切除する場所により小鼻の形の変化も変わってくるため、患者さんの鼻の形に合わせた切除部位を選択しないと希望の結果が得られません。
ただし追加切除する際は変化はシビアになるため十分な注意が必要です。
記事執筆医師プロフィール

アリエル美容クリニック 大宮院医師 / 技術指導医
阪野一世
- 福島県立医科大学 卒業
- 福島県立医科大学 形成外科入局
- 群馬県立がんセンター 形成外科
- 帝京大学病院 形成外科
- 静岡県立こども病院 形成外科
- 寿泉堂総合病院 形成外科 医長
- 大手美容外科 院長
- アリエル美容クリニック大宮院