埋没法が取れたらそのままにしていいの?対処法や原因を解説
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
埋没法は、医療用の特殊な糸を使って二重の幅を作る整形方法です。
手術時間は10〜30分程度で、二重切開と違い気に入らなければやり直すことも比較的容易です。
初めて二重整形をする方にも人気の埋没法ですが、切開法と比べると持続期間は長くありません。
個人差や術式によって異なりますが、数年で糸がゆるくなって取れてしまう方もいます。
埋没法を検討中の方で「埋没が取れたらどうしたらいいの?」「どうして糸がとれるの?」と気になっている方もいますよね。
本記事では、埋没法がとれた時の対処法や糸がとれてしまう原因について解説します。
もしものために対処法や原因を把握しておきたい方は、ぜひ参考にしてください。
埋没法が取れたらそのままにしない
埋没法で使う糸は体内に入っていても大丈夫ですが、途中で糸が切れて出てしまうと目を傷つけてしまいます。
埋没法が取れて目がゴロゴロしたり痛みがあったりする場合は、すぐにクリニックで診てもらいましょう。
また、まぶたの内側に残った糸をそのままにしていると、埋もれることがあります。
糸が残っていると二重の修正が難しくなるので、かならず医師と相談してください。
埋没法が取れる前兆
埋没が突然取れることはほとんどありません。糸がだんだんとゆるくなる場合が多いです。
こうした現象が数日続いたら、埋没法が取れかけているサインと考えられます。
- 二重ラインがときどき消える
- 日によって二重の幅が変わる
一度糸がゆるんでしまうと、自力で直すことは出来ません。
前兆を把握して、はやめに対応できるようにしておきましょう。
埋没法が取れた時の状況理解
埋没法で二重が取れた場合、見た目に影響を与えることがあるが、健康に問題を引き起こすことは少ないです。
取れた状態を放置せず、早めに対処することが安心です。再施術を検討するか、一時的な対策を講じることで、見た目の変化や不快感を軽減できます。
糸の体内残留と安全性
埋没法の糸は、体内に残留しても安全性が高い素材が使用されています。
まれに糸が皮膚表面に出てくることもあるため、異変を感じた場合は、早急に専門医に相談しましょう。
取れる前兆の症状
埋没法が取れる前兆として、目元に違和感を覚えることがあります。
例えば、目のかゆみや軽い痛み、二重のラインが薄くなることが挙げられます。こうした症状が見られた場合は、早めの対応が重要です。
取れた直後の目元の変化
埋没法が取れた直後は、二重のラインが不均等になったり、見た目に違和感を覚えることがあります。
目元が腫れたり、痛みがある場合には、専門のクリニックでの診察が推奨されます。
埋没法が取れた時の適切な対処法
埋没法の糸が取れてしまったらそのままにせず、次の4つの対処法を行ってください。
まぶたからの糸の確認方法
糸が出ていると、まぶたの外側から飛び出た糸を通して細菌が入ってくるので、皮膚の炎症が起きやすいです。
糸がまぶたから出ていたら、すぐにクリニックに連絡してください。
また、自分で処置すると悪化するおそれがあるので、触らないようにしましょう。
医師との再手術の相談
埋没法の糸がとれたら、手術をしてもらった医師に今後どうするのか相談しましょう。
もう一度手術することも可能ですし、抜糸するだけでも問題ありません。
手術したクリニックのアフターサービスに不安がある場合は、信頼できる他のクリニックにも相談してみましょう。
整形は術後もトラブルや悩みが多いので、しっかりと対応してくれるクリニックを選んでください。
保証期間の確認と活用
埋没法の手術には、保証期間が何年かついてくることがあります。
保証期間内の再手術は、割引または無料です。
手術の相談をするときは、あらかじめ保証があるのか確認をしておくといいでしょう。
また、手術をしてから時間が空くと保証内容を忘れがちです。
保証が適用しているのか、しっかりと確認してください。
アイプチ使用の注意点
二重を安定させるためにアイプチをすると、皮膚を引っ張ってしまいます。
まぶたの皮膚への強い刺激はたるみを悪化させ、再手術の際に希望の二重幅が作りづらくなってしまうこともあるため極力アイプチは控えてください。
応急処置としての一時的な対策
埋没法が取れた際に、クリニックにすぐに行けない場合は、アイテープやアイプチで一時的に二重をキープすることができます。
目元を清潔に保ち、症状の悪化を防ぎましょう。
埋没法が取れやすい人の特徴と原因
埋没法はさまざまな原因が重なって取れてしまいます。
次に当てはまる場合は、注意が必要です。
まぶたの厚さと影響
埋没法で使われる糸でまぶたを固定します。そのため、まぶたが分厚い人が埋没法で手術すると、糸が支えきれず固定できないこともあります。
一時的に留められたとしても、脂肪や筋肉の重みで糸に負担がかかって取れやすいです。
埋没法で二重を作りたい場合は、固定力の強い術式を選ぶと良いでしょう。皮膚を切っても問題ない方は、切開法がオススメです。
二重幅の広さと関係
埋没法は、7mm以下の二重幅なら安定してつくれます。
それ以上広げると、糸がしっかりと固定できず取れてしまうので二重が持続しません。
幅を7mm以上広くしたい方は、切開法で二重を作ったほうが確実です。
自分が希望する二重幅が埋没法で作れるのか、かならず医師に確認してください。
糸の留め方と本数
埋没法の糸は、2点・3点で留めるのが一般的です。場合によっては4点で留めています。
少ない箇所で留めれば見た目がキレイになりますが、糸を支える力は弱いです。
反対に留める箇所を多くすることもできますが、目の大きさが左右違くなるなどリスクが高くなります。
自分の理想に近づくように、糸を留める箇所を医師と相談しながら考えましょう。
目周りを触る習慣の影響
目のまわりに強い刺激をあたえると、埋没の糸がずれたり飛びだしてしまう可能性があります。
また、ダウンタイム中は手術痕が残っているので、コンタクトの使用は控えてください。
手術から時間がたったあとも、必要以上にさわらないよう注意してください。
とくに無意識で目を触ってしまう方は、十分気を付けましょう。
体重変動の影響
体重が大幅に増えてしまうと、まぶたの脂肪も増えて糸が皮膚を支えきれなくなる場合があります
2,3kg程度なら問題ありませんが、大幅な体重の増加には注意してください。
逆に、体重が一気に減ってしまうと皮膚がたるんでしまいます。
きれいな二重を保つためにも、意識して体重を管理しましょう。
年齢や皮膚の状態との関連
年齢や皮膚の状態が、埋没法の持続性に影響を与えます。
皮膚の弾力が低下することで、取れやすくなる傾向があります。再施術を検討する際には、これらの要因を考慮し、適切な対策を講じることが大切です。
埋没法が取れにくい人の特徴
埋没法で行った二重が取れにくい人には、いくつかの特徴があります。まぶたの皮膚が薄く、弾力があること、また、まぶたの脂肪が少ないことが理想的です。
これにより、糸がしっかりと固定され、取れにくくなります。
また、無理のない自然な二重幅を選ぶことも重要です。術後のケアも欠かせない要素で、目元を擦らないことや、まぶたに強い圧力をかけないようにすることが持続性を高めます。
理想的なまぶたの条件
埋没法の結果が長持ちしやすいまぶたの条件には、薄い皮膚と適度な弾力が挙げられます。
まぶたが薄いと、糸がしっかりと固定されるため、取れにくくなります。
また、まぶたに脂肪が少ないことも重要です。脂肪が多いと糸が緩みやすく、持続性が低くなることがあります。
適切な二重幅の選択
埋没法で二重を作る際、広すぎる二重幅は糸に負担をかけ、結果的に取れやすくなります。
無理のない自然な二重幅を選ぶことで、糸への負担が軽減され、持続性が高まります。初めての施術では、自然な幅から始めるのが無難です。
有効な術後ケア習慣
術後のケアも持続性を左右します。特に、目元を擦らないようにすることや、顔を強く洗わないようにすることが大切です。
さらに、まぶたに強い圧力をかけないよう、うつ伏せで寝ないなどの工夫も必要です。
定期的にクリニックでのチェックを受けることも推奨されます。
埋没法の持続性を高める方法
埋没法の持続性を高めるためには、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
施術前の準備と、適切なアフターケアが欠かせません。これに加え、日常生活での注意点を守ることで、結果の安定性をさらに高めることができます。
信頼できるクリニックの選び方
持続性を高めるためには、実績のある医師がいるクリニックを選ぶことが重要です。
口コミや評判を確認し、直接カウンセリングを受けて、自分に合ったクリニックを見極めることが求められます。また、アフターケアの充実度も確認しておくと良いでしょう。
取れにくい埋没法の特徴
取れにくい埋没法では、複数のポイントで糸を固定し、耐久性の高い糸を使用する方法が一般的です。
また、最近では特殊な技術を用いた施術も登場しており、取れにくい結果が期待できるものもあります。これらの方法を検討することが、持続性を高める一つの手段です。
適切なアフターケアの重要性
埋没法の持続性を高めるためには、施術後のケアが重要です。
特に、目元を清潔に保ち、強く擦らないようにすることが大切です。医師から指示されたケアをしっかりと守ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
日常生活での注意点
日常生活での注意点も重要です。目元に強い力を加えないことや、長時間のメイクを避けることが推奨されます。
また、睡眠時にはうつ伏せを避け、まぶたに負担をかけないように心がけることが持続性を高めるポイントです。
埋没法のリスクと代替手術法
埋没法は、手軽に二重まぶたを形成できる反面、いくつかのリスクと限界があります。
施術後に二重が取れてしまう可能性があり、特に皮膚が厚い場合やまぶたに脂肪が多い場合はその傾向が強くなります。
埋没法の限界と欠点
埋没法は非永久的で、数年後に効果が薄れることがあり、再施術が必要になることもあります。
手術後の腫れや内出血のリスクも存在し、術後のケアが重要です。
切開法との比較
切開法は、より永久的な二重形成が可能な手術方法です。
埋没法よりも安定した結果が得られる一方で、ダウンタイムが長く、手術後の腫れが続くことがあります。
その他の二重形成術の選択肢
部分切開法や挙筋短縮法、ヒアルロン酸注入など、他にも二重形成の選択肢があります。
それぞれの方法の特徴を理解し、自分に最適な手術法を選ぶことが大切です。
まとめ:埋没法の持続性を高め、取れた際の適切な対応
埋没法後にトラブルが起きた場合は、すぐにクリニックへ相談しましょう。
しっかりと二重を持続させるためには、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。
1000件以上の症例をもつアリエル美容クリニックなら、術後の診察が何度でも無料です。
医師と専門のカウンセラーが、ひとりひとりの悩みに寄り添って対応してくれます。
さらに、痛みや炎症が起きた場合に出されるお薬は、料金が発生しません。
アフターフォローがしっかりしているので、二重幅が気になる方は気軽に相談してください。