ダーマペンは目の下のトラブル解消におすすめ!手術の注意点を併せて紹介
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
目の下が老けた印象になっていることを悩んで、ダーマペン治療を受ける方は増えています。
しかしどのような治療法か分からず、申し込みに踏み切れないと悩む方も多いのではないでしょうか。
ダーマペン治療はシワやたるみを改善できる治療法ですが、注意点を知った上で治療を受けなければ、思わぬ副作用に苦しむこともあります。
この記事ではダーマペンで解消できる目の下のトラブルや注意点などを紹介します。
ダーマペンとは
ダーマペンとは、16本の細い針を用いて皮膚に穴を開けて、肌の細胞の生まれ変わるサイクルを促進させます。
アメリカのFDAより承認を得ているニキビやニキビ跡の治療に使われていますが、目の下のトラブルにも効果を発揮します。
痛みや出血が少なく、ダウンタイムが短いという特徴があり、注目を集めている施術です。
現在注目されているダーマペンは、どのような仕組みで治療しているのか、またダーマペン4と従来機器の違いを以下で解説します。
ダーマペンの仕組み
ダーマペンは、髪の毛よりも細い針で、0.25〜3.02.5mmほどの深さまで垂直に穴を開けていきます。
穴を開けて傷つけることで肌本来の自然治癒力を活かしてコラーゲンやエラスチンの分泌を促していくのです。
さらに穴を開けた部分に薬剤を入れることで、皮膚の中へ直接浸透できるため、肌の生まれ変わりを早めてくれます。
ダーマペン4と従来機器の違い
ダーマペン4と従来品の主な違いは、以下の3つです。
- 1秒間に穴を開けられる回数
- 深さの調整ができる
- 細かい部分も治療できる
ダーマペン3は1秒間に1,300個穴を開けられるのに対し、ダーマペン4は1秒間に1,920個開けられます。
多くの穴を開けられることにより、肌の自然治癒力をさらに高められるでしょう。
また、穴の深さを0.1mm単位で調整できます。
そのため、肌の薄い目尻やまぶたの上にも施術が可能です。
ダーマペン4は、ペン型タイプ。
ダーマローラーでは届かなかった小鼻やフェイスラインにも施術できます。
ダーマペンで解消できる目の下のトラブル
ダーマペンで解消できる目の下のトラブルは、以下の3つです。
- 目の下のシワ
- 目の下のたるみ
- 目の下のクマ
目の下のトラブルに悩んでいる方は、自分の悩みを改善できそうか以下を参考にしてみてください。
目の下のシワ
ダーマペンは、目の下のシワに効果的です。
特に効果があるのは、皮膚の表面に出てくる細かなシワ。
細かなシワは、肌にハリが無くなることにより出てきます。
皮膚の生まれ変わりを促進できるダーマペンを使えば、ハリが戻り細かなシワも出にくくなるのです。
目の下のたるみ
ダーマペンは、目の下のたるみにも効果的です。
加齢が進むとコラーゲンや水分が不足し、皮膚が重力に負けてたるんできます。
ダーマペン治療であれば、肌に良い薬剤を皮膚に投与できるため、肌のたるみも軽減できるでしょう。
目の下のたるみは、放置すると老けた印象になります。
改善したいのであれば、ダーマペンはおすすめです。
目の下のクマ
ダーマペンは、目の下のクマにも予防効果を発揮します。
効果のあるクマは、以下の3つ。
- 黒クマ:目の下がたるんで影になり出てくるクマ
- 青クマ:静脈が透けて見えているクマ
- 茶クマ:皮膚が色素沈着を起こしているクマ
どれも肌の生まれ変わりを促進し、ハリを持たせるダーマペンの使用がくまの予防に効果的です。
くまがあり疲れた印象に見えてしまうと悩む方・くまをこれ以上悪化させたくない方はも、治療を検討してみてください。
ダーマペン治療の流れ
ダーマペン治療の流れは、以下です。
クリニックによって多少変わることもあるため、注意してください。
- 診察する
- 麻酔を塗布する
- 施術する
- 肌をクーリングする
- 帰宅
ダーマペン治療ではまずは医師が診察して、手術が受けられる肌か判断します。
肌の状態や体質によっては受けられないことも。
実際施術する場合、まずは麻酔をしていきます。
麻酔が効くまで20-30分くらい待ちます。
中にはテープ麻酔も併用するクリニックもあるため、気になる方は医師に診察の時点で聞いておきましょう。
麻酔が効いてきたら、施術に移ります。
施術中は麻酔が効いているため、痛みを感じることはほとんどありません。
オプションで皮膚に注入する薬剤も選んでいる方は、一緒に注入されます。
最後に肌を鎮静させるためにクーリングして、終了すれば帰宅が可能です。
施術当日は、入浴とメイクは避けるようにしましょう。
ダーマペン治療が向いている人
ダーマペン治療が向いている人は、以下のような方です。
- 目の周りが老けて見える
- くすみがある
- ニキビやニキビ跡を改善したい
目の周りにクマやシワ、たるみがあり、老けて見えると悩みは、ダーマペン治療で改善できます。
さらに肌の生まれ変わりも促進することで、くすみも改善される効果も。
目の下以外にも、ニキビやニキビ跡に効果があります。
ニキビは膿を取り除き治りを早くしてくれるでしょう。
ニキビ跡は、ダーマペンと一緒に薬剤を入れることで徐々に薄くなっていきます。
ダーマペンは目の下のトラブルだけではなく、多くの肌トラブルに向いている治療法です。
ダーマペンを受けるときの注意点
ダーマペンを受けるときの注意点は、以下の3つです。
- 痛みに弱い場合は事前に相談をする
- 術後に赤みや発疹などが出ることがある
- 肌に刺激を与えない
ダーマペン治療には、いくつか注意点があることを理解した上で、施術を受けるか決めましょう。
痛みに弱い場合は事前に相談をする
ダーマペンは、麻酔を使い垂直に肌に針を刺す施術で、痛みは少ないと言われています。
しかし、痛みの感じ方は人それぞれです。
不安な場合は、医師に相談し痛みを感じにくくなるように工夫してもらいましょう。
術後に赤みや発疹などが出ることがある
ダーマペンは、施術後に赤みや発疹が出る可能性があります。
半永久的に赤みや発疹が出るわけではなく、2〜5日程度で収まります。
1週間程度経っても治らない場合は、施術したクリニックへ行き診てもらいましょう。
肌に刺激を与えない
施術後は、肌に刺激を与えてはいけません。
なぜなら刺激を与えるとダメージとなり、ダウンタイムが長引く可能性があるためです。
洗顔やクレンジングは優しく実施し、かゆみが出たとしても掻いたり、こすったりするのは止めましょう。
まとめ
ダーマペンとは、針で肌に直接穴を開けて生まれ変わりを促進する治療法です。
開けた穴に薬剤を投与し、自然治癒力をさらに高める治療法もあります。
目の下シワやたるみ、クマなどのトラブルに効果的です。
ダーマペン治療を検討している方は、今回紹介した治療の流れや注意点を参考に検討してみてください。
アリエル美容クリニックでは、ダーマペンを使ったヴェルベットスキン療法が受けられます。
医師が直接カウンセリングをして、肌に合った施術方法を提案してくれるため安心です。
ダーマペン治療を受けるクリニックを決めていない方は「お問い合わせ」から相談してみてください。