20代でも気になるたるみ|糸リフトが効果的なケースとは
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
糸リフトは、医療用の特殊な糸を使用し、フェイスラインを引き上げる美容整形の施術です。
「まだ20代だから糸リフトは必要ない」
そう考えるのは時代遅れかもしれません。実際のところ18歳をピークに老化は少しずつ進行しており、20代でもほうれい線やフェイスラインのたるみが気になる方は少なくありません。20代の方の糸リフトへの問い合わせも増えており、注目されています。たるみが気になっている方は、その原因と20代で糸リフトをするメリットを知り、今後の検討に役立ててください。
糸リフトで対処可能?たるみが起こる原因
たるみの原因は、加齢による老化が大部分を占めます。20代では、大きな影響はないと感じるかもしれませんが、20歳と29歳とでは、肌のハリやフェイスラインのシャープさが明らかに違います。
たるみが起こる原因は、次の3つです。
- 表情筋の衰え
- コラーゲン生成能力の低下
- 肌の弾力低下
どのような状態か詳しく解説します。
表情筋の衰え
肌の土台となる表情筋の役割は、皮膚や皮下組織、脂肪を適切な位置に保つものです。この筋肉が衰えると、皮膚や皮下組織を支えられなくなり、重力に負けて垂れ下がります。加齢が一番の原因ですが、紫外線やタバコなどの酸化ストレスなども関係があります。
コラーゲン生成能力の低下
皮膚の真皮層は、コラーゲンやエラスチンなど肌を支える細胞を生み出す重要な場所です。年齢とともにコラーゲンなどの生成能力が低下すると、肌のハリが失われ、たるみやすくなります。
肌の弾力低下
水分を抱える性質があるヒアルロン酸は、コラーゲンやエラスチンの間を満たし、肌にハリを与えています。加齢などでコラーゲンの量が減ったり劣化したりすると、肌の弾力が低下し、たるみをもたらします。
20代でも顔がたるむ?加齢以外の原因とは
たるみの大きな原因は、加齢による老化です。肌のピークは10代後半と言われ、20代で老化がすでに始まっています。本格的にたるみが気になり始めるのは40代ですが、それまでの過ごし方やケアによって、たるみの度合いに違いが出るようです。
20代でも肌がたるむ、たるみを加速する原因には次のようなものがあります。
- 乾燥
- 紫外線
- 刺激
- 睡眠不足
- 偏食
- 姿勢の悪さ
- 人との接触がない
たるみが気になっている方は、これらの原因から肌を守りましょう。
乾燥
乾燥したまま肌を放置すると、バリア機能が低下し肌のキメが乱れます。見た目のハリが失われ、シワもできやすくなるので要注意です。乾燥から身を守ろうと皮脂分泌が過剰になり、毛穴も詰まりやすくなるといった悪循環にもつながります。
紫外線
紫外線は、日焼けのリスクもありますが、それよりも怖いのは肌を支える組織を破壊することです。肌のハリと密接に関係している真皮層まで届き、コラーゲンやエラスチンを生み出す線維芽細胞にダメージを与えます。10代に紫外線対策をしなかった方は要注意です。紫外線対策をしっかりしてきた方に比べ、早くたるみが現れる可能性もあります。
刺激
肌はデリケートで、摩擦に弱いものです。マッサージが美容によいからといって、自己流で強くこすると、表情筋と骨をつなぐ靭帯がゆるみ、たるみを招きます。
睡眠不足
睡眠不足は、間接的にたるみの原因になります。睡眠時に分泌される成長ホルモンは、肌のダメージを回復させ、新しい肌の生成を促進させます。睡眠が不足すると、成長ホルモンの分泌が不十分となり、ターンオーバーがスムーズにおこなわれません。その結果、エラスチンやコラーゲンが不足したハリのない肌へとつながります。
偏食
健康的な肌を作るためには、良質なたんぱく質やビタミンが必要です。偏食により必要な栄養が不足すると、健康で美しい肌を作れません。特に甘いものは「糖化」を引き起こし、たるみの原因となります。
姿勢の悪さ
前かがみの姿勢や猫背は顔のたるみにつながります。長時間のデスクワークやスマホは、リンパや血液の流れを悪くし、全身がむくみやすくなります。その結果、老廃物が頬の下に溜まりやすくなり、長時間下を向く姿勢を続けていることで、頬やあごの脂肪が重力によって垂れ下がるのです。
人との接触がない
在宅ワークやデスクワークで人と話す機会が激減した方は超注意です。長時間、無表情だと口の周りの筋肉が硬くなり、さらに表情筋の衰えが加速します。
20代で糸リフトを受けるメリット
20代でもたるむ危険性は十分にあることがわかりました。たるみの原因は、以前よりも増えており、20代からたるみ対策を真剣に考える必要があります。その対策のひとつが糸リフトです。実際、20代で糸リフトをする人は増えており、そのメリットは次のとおりです。
- 予防効果がある
- コストが安い
- 即効性がある
- ダウンタイムが短く・目立たない
順に見ていきましょう。
予防効果がある
大きくたるむ前に糸リフトをしていると、将来のたるみに対する予防効果があります。糸リフトの施術後しばらくは、コラーゲン生成が促進され、肌のハリがアップします。また、脂肪の重さによって垂れ下がるのを防ぎ、たるみの進行を遅らせる効果も。さらに、将来現れるほうれい線やマリオネットラインをできにくくします。
コストが安い
20代で糸リフトをする場合、たるみの度合いも少なく、必要とする糸の本数が少なくすみます。糸リフトの施術費用は、入れる糸の本数によって決まるのです。結果、少しのたるみで施術した方がコストも少なくすみます。
即効性がある
ダウンタイムがほとんどないので、顔の腫れなども気にならず、施術直後からリフトアップ効果がわかります。異物を入れた肌が修復しようとコラーゲンやエラスチンを多く生み出すおかげでハリもアップします。施術時間も短く、次の日からメイクも可能です。
ダウンタイムが短く・目立たない
メスで切る必要がなく小さな穴を開けるだけで済みます。傷跡も1週間程度でわからなくなる程度です。糸の挿入口は、こめかみ近くのフェイスライン付近なので傷跡は髪の毛で十分隠せるので目立ちません。
よくある質問
- 糸リフトにはどのようなダウンタイムがある?
- 糸リフトにはたるみの改善以外の効果もありますか?
糸リフトにはどのようなダウンタイムがある?
Q.糸リフトの施術を受けたあとのダウンタイムの症状について詳しく知りたいです。
A.糸リフトのダウンタイム中に生じる症状は、以下の通りです。
腫れ・むくみ・痛み・内出血・引きつり・つっぱったような感覚
1週間から2週間ほどで症状が落ち着くことが大半です。
糸リフトにはたるみの改善以外の効果もありますか?
Q.糸リフトにおけるたるみの改善以外の効果について教えてください。
A.たるみの解消以外の糸リフトの効果は以下のとおりです。
ほうれい線の改善・ハリとツヤのある肌へ導く・リフトアップによる小顔効果
1回の施術でさまざまな効果が期待できるのが嬉しいポイントです。
まとめ
20代でも老化は進行しており、ほうれい線や二重顎などたるみの兆候が少しずつ表れてきます。たるみの原因も以前よりも多く存在し、早めの対策が重要でしょう。糸リフトは、予防的な意味合いも大きく、美容整形のなかでは比較的安いコストで手軽にできるのがメリットです。
アリエル美容クリニックでは、気になるたるみ部位に対し、予算に合わせたオーダーメイド提案をおこなっています。複数の糸とヒアルロン酸を組み合わせることで、施術後は若々しさを実感できるでしょう。小顔効果も感じられる糸リフト。気になっている方は、お気軽にお問い合わせください。