エラボトックスには注意点もある?見込める効果も併せて解説
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
エラ張りが気になる、歯ぎしりが悩みの種だ、などといった理由から、エラボトックスを検討している人は少なくありません。
しかし、エラボトックスには注意点もあり、知っておかなければ予期せぬトラブルに発展する恐れがあります。
本記事では、エラボトックス施術後の注意点について解説します。
参考にして、トラブルを未然に防ぎましょう。
エラボトックスとは?
エラボトックスとは、ボトックスという製剤を注射器で顔のエラ部分に注入し、美容効果を期待するメニューです。
エラに打つためエラボトックスと呼ばれますが、ボトックスは本来あごや額などに打つ場合も多く、エラだけに用いるものではありません。
ボトックスには筋肉の動きを緩める作用があり、打つ部位によって最終的に見込める効果が変化します。
中でもエラボトックスは、一度の施術でさまざまな効果が見込めます。
エラボトックスに見込める効果
エラボトックスに見込まれる効果は、以下の通りです。
- エラの過剰な張りの改善
- 小顔効果
- 歯ぎしり・食いしばりの緩和
- 歯ぎしりを原因とした肩こりの改善
エラボトックスは、エラ部分にある咬筋(物を噛むための筋肉)に作用し、噛む力を弱めます。
結果として咬筋が委縮し、エラのサイズダウン効果が見込めるのです。
また、歯ぎしり改善と同時に、歯ぎしりの常習化によって起こる肩の筋肉の緊張を和らげられるため、肩こり改善効果も見込めます。
エラボトックスのメリット
エラボトックスのメリットは、以下の通りです。
- 体の負担が軽くダウンタイムが短い
- 施術に必要な時間が短い
- 施術が注射のみで完結するため傷が小さい
切開を伴うメニューなどは、施術後休む時間を取ったり、傷を隠しながら外出したりといったデメリットがあります。
しかしエラボトックスの場合は、いずれもほぼ必要ありません。
仮に内出血などが発生し見たい目が気になったとしても、エラ部分が患部であるため、髪で比較的簡単に隠せます。
エラボトックス後の注意点
エラボトックス後の注意点は、以下の通りです。
- ダウンタイムの症状が出ることがある
- 揉む・触るなど患部を刺激しない
- サウナ・温泉・飲酒・激しい運動は1週間控える
- レーザー施術は間隔を空けて受ける
- エラボトックスの効果は徐々に消えていく
- 物が嚙みにくい・喋りづらいなどの違和感を覚えるケースがある
- エラボトックスは即時性がやや低め
施術後の行動を制限するようなポイントについては、できるかぎり守るようにしましょう。
不便を感じるかもしれませんが、施術後の過ごし方は仕上がりの美しさに影響します。
ダウンタイムの症状が出ることがある
エラボトックス後は、ダウンタイムの症状が出ることがあります。
具体的な症状は以下の通りです。
- 腫れ
- 赤み
- 傷
- 内出血
これらはボトックス由来の症状ではなく、注射の刺激による症状です。
そのため、採血や予防接種などの際も起こるケースがあります。
ただし、全員に必ず起こると限ったわけではありません。
症状が出ない・ほぼ感じられないという人も多いです。
揉む・触るなど患部を刺激しない
揉む、触るなど患部を刺激するのは控えましょう。
施術後に患部を刺激すると、薬液が広がって効いて欲しくない筋肉に作用して表情に違和感を感じる可能性があります。
また傷に雑菌が入ってしまったり、内出血が悪化したりといった事態を起こすケースがあります。
ボトックスの場合施術は注射で行うため、傷が小さく再出血の可能性は低いですが、刺激しないに越したことはありません。
気になる気持ちは無理もありませんが、できるだけ触れないようにしましょう。
サウナ・温泉・飲酒・激しい運動は当日中控える
サウナ・温泉・飲酒・激しい運動は当日中控えましょう。
これらの行動は血流が良くなりすぎるため、傷口からの再出血や、内出血を促してしまいます。
エラボトックスは比較的傷が小さいメニューであるため、制限があったとしても当日までであるケースが多いです。
ダウンタイム中の過ごし方に関しては、自己判断せず、クリニックからの指示に従いましょう。
なお、クリニックによってはメイクや洗顔も制限に入ります。
詳しくは、実際にかかるクリニックにおたずねください。
レーザー施術は間隔を空けて受ける
エラボトックス後レーザー施術を続けて受ける際は、間隔を空けて受けるようにしましょう。
レーザーは、当たる部位の色によっては波長が吸収されてしまいます。
そのため、エラボトックスで内出血を起こし皮膚が青みがかっていると、その部分が火傷を起こしてしまうケースがあるのです。
一般的にはレーザーを先に受けると、続けてエラボトックスを受けられるため、併用の際はレーザーを先にするのがおすすめです。
エラボトックスの効果は徐々に消えていく
エラボトックスの効果は、徐々に消えていくのも注意点です。
美容医療の中には、一度施術すると半永久的に効果を維持できるメニューもありますが、エラボトックスはそれに該当しません。
施術後何もしないで時間が経過していくと、効果は徐々に消えていき、やがて完全に元に戻ります。
効果を維持したい場合は、定期的に再施術を行いましょう。
当院では3~4ヶ月以内に同部位のボトックス施術を受けられる方は10%オフとさせていただいています。
物が嚙みにくい・喋りづらいなどの違和感を覚えるケースがある
エラボトックス後、硬い物が嚙みにくい・喋りづらいなどの違和感を覚えるケースもあります。
物を噛む、口を開いたり閉じたりするなどの行動は咬筋を使って行うため、エラボトックスで咬筋の力を抑えると、多かれ少なかれ施術前よりも違和感を覚えます。
一般的には1ヶ月程度で慣れますが、もしも生活に支障が出るほど口が動きづらい場合は、クリニックに相談しましょう。
エラボトックスは直後からエラが小さくなるわけではない
エラボトックスは、直後からエラが小さくなるわけではありません。
エラボトックスはエラの動きを抑えることで、徐々に筋肉が小さくなっていく効果を期待する施術です。
そのため直後から数日は、食いしばりや歯軋りの改善は感じてもエラの縮小効果を感じるまでにはもう少し時間が必要です。
エラの縮小効果を感じるまでには最短で2週間程かかるため、イベントなど特定の日のためにエラボトックスを行う場合は、効果が欲しい日から逆算してスケジューリングしましょう。
安心のエラボトックスはアリエル美容クリニック大宮院でどうぞ
安心のエラボトックスを受けたい方は、アリエル美容クリニック大宮院でどうぞ施術をお受けください。
当クリニックは、エラボトックスの注意点によるデメリットを最小限に抑えます。
高い技術力で施術の負担を抑え、丁寧なカウンセリングで起こりうるトラブルの防止をサポートします。
ぜひ一度施術を受け、効果を実感してください。
【まとめ】エラボトックス施術後は各種注意点を忘れずに
エラボトックス施術後は、各種注意点を忘れずに過ごしましょう。
実際には何の問題も起こらないケースが多いですが、だからといって注意点を知らなくて良いというわけではありません。
美容医療は、トラブルに備えようとする姿勢も大切です。
ぜひ知識を持っておき、施術後の自分をイメージして施術に進んでください。
アリエル美容クリニック大宮院では、エラボトックスの施術を得意としています。
ダウンタイムなどに関する注意点を丁寧に説明したうえで施術に進みますので、エラ張りに悩んでいる方は、ますはお気軽にカウンセリングにお越しください。