糸リフトで顔のリフトアップができるって本当?施術を受けるメリットや副作用を紹介
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
顔周りをスッキリさせるために糸リフトを検討しているが、どんな施術か分からず申し込みに踏み切れない方は多いです。
糸リフトは、糸を入れて顔のたるみを改善できる手術です。
しかし、概要を知っていてもメリットやリスクを知っていなければ、自分に合う手術か判断できません。
今回は糸リフトの概要と、メリット、副作用、治療が向いている方を解説します。
顔のリフトアップなら糸リフト
糸リフトとは、糸を入れて顔のたるみを改善できる手術です。
特殊な医療用の意図を皮下組織に挿入し、リフトアップを目指していきます。
糸リフトは顔の印象を若く見せるだけではなく、たるみ防止にも効果があるため、世代を問わず注目を集めている施術です。
糸リフトで使われる糸の種類
糸リフトには2つのタイプの糸があります。
- 溶ける糸
- 溶けない糸
溶ける糸とは、PDO(ポリジオキサン)やPLLA(ポリ-L-乳酸)などを使った糸で、医療用に開発されたものです。
吸収には個人差があり、6〜24ヶ月ほどかけて徐々に体内に吸収されます。
安全性が高い糸として、多くのクリニックで選ばれているのです。
溶けない糸は施術後も、永久的に体内に残ります。
10年程前までは多く用いられていましたが、老化が進んだ際に皮膚が薄くなって糸が浮き出てきたり、不自然な引きつれを起こしたり・後から感染するなどのデメリットもあり現在ではほとんど用いられなくなりました。
糸リフトのメリット
糸リフトのメリットは、以下の6つです。
- たるみが改善できる
- 肌のハリがアップする
- 小顔に近づく
- 毛穴や小じわが改善される
- ダウンタイムが少ない
- 半永久的なたるみの予防
今抱えている悩みを糸リフトで解決できるか、検討してみましょう。
たるみが改善できる
糸リフトを実施すると、ほうれい線や口角、顔周りのたるみが無くなりリフトアップ効果を得られます。
切開をして顔周りをスッキリとさせる施術では、ほうれい線や口角のたるみ除去は難しいとされています。
しかし糸リフトでは、気になる箇所に直接糸を入れられるため、直接的に治しやすいことが特徴です。
さらにメスを使わない施術のため、体にも負担が少なく繰り返し手術できます。
肌のハリがアップする
糸リフトは、肌のハリがアップすることもメリットの1つです。
糸を入れた刺激により、コラーゲン生成効果が得られます。
すると内側から肌のハリがアップします。
老けた印象で悩んでいる方におすすめの施術です。
小顔に近づく
糸リフトは、たるんだ肌を持ち上げてリフトアップする施術です。
その際に輪郭も整うため、小顔に近づきます。
たるみの他に、顔周りの脂肪が気になる方は、脂肪溶解注射などを薦められることもあります。
医師と相談しながら、必要な施術を受けるようにしてください。
毛穴や小じわが改善される
糸リフトは、毛穴や小じわ改善にも効果があります。
糸リフトの刺激でコラーゲンが生成されると、肌にハリが出てきます。
すると引き締め効果を得られるため、毛穴や小じわが改善されていくのです。
特にたるみによる毛穴には大きな効果が期待できます。
ダウンタイムが少ない
糸リフトのダウンタイムはおよそ1〜2週間と言われています。
長引いたとしても、3週間で元に戻ることが多いです。
ダウンタイムが短い理由は、切開をしないためです。
大きな手術にならず、傷跡も目立たない部分に一定期間残るのみで、忙しい方でも受けやすい美容手術と言えます。
半永久的なたるみの予防
糸リフトの引き上げ効果などは数年ですが、
挿入された糸による刺激で、コラーゲンやエラスチンなど繊維の生成が促進され、肌のハリや弾力、潤いをアップさせるだけでなく、生成された繊維によって半永久的なたるみ予防をする効果も期待できます。
糸リフトの副作用
糸リフトにはメリットが多いですが、副作用も2つ存在します。
- 痛みや腫れが起こる可能性がある
- 術後1ヶ月間は違和感が残る可能性がある
リスクがあることを承知の上で、手術を受けましょう。
以下を参考にしてみてください。
痛みや腫れが起こる可能性がある
ダウンタイムが少ない施術ですが、痛みや腫れが起こる可能性はあります。
前述しましたが、半永久的に残るものではなく、1〜2週間程度で治まります。
まれに糸を刺した部分が内出血を起こすことも。
黄色い色素沈着のようなものが残りますが、2週間程度で消失します。
もしも1〜2週間経っても痛みや腫れが引かない場合は、担当医に相談しましょう。
術後1ヶ月間は違和感が残る可能性がある
術後1ヶ月は違和感が残る可能性があります。
大きく口を開けたり、笑ったりするときに引き連れたような違和感を感じることが多いです。
またフェイスラインから頬にかけて引きつれたときに出る線が現れてしまうこともあります。
線が影になり目立つことがありますが、時間経過によって改善されるため安心してください。
1ヶ月以上経っても違和感が治らない場合も、医師に相談してみましょう。
糸リフトがおすすめな方
おすすめの方は、以下の項目に該当する方です。
- ほうれい線やマリオネットラインが気になる
- リフトアップして若々しい印象にしたい
- 皮膚を切るほどの手術がスケジュール的に難しい
- たるみの予防をしておきたい
マリオネットラインとは、口の両脇から顎へ向かって伸びる溝です。
ほうれい線の下にできることから二重ほうれい線と呼ばれます。
たるみのある皮膚を持ち上げて顔周りをスッキリとした印象に仕上げるため、ほうれい線やマリオネットラインにも効果を発揮するのです。
さらに顔周りをスッキリさせたい方にも向いています。
また切らない整形として有名です。
他の手術と比較すると腫れや痛みが出る期間も少なく、手術のために長期間休めない方におすすめの施術と言えます。
まとめ
糸リフトとは、糸を入れて顔のたるみを改善できる手術です。
リフトアップして若々しい印象にしたい方から注目を集めています。
メリットは、たるみが改善できるほか、肌のハリがアップしたり、毛穴や小じわが改善されたりすることです。
しかし術後は痛みや腫れ、1ヶ月程度の違和感が残ることがあるため、メリット・副作用両方把握した上で手術を受けるか検討しましょう。
顔のたるみに悩む方や忙しい方に向いている手術です。
今回紹介した内容を参考に自分に合った手術か検討してみてください。
アリエル美容クリニックでは、たるみの部位と予算に合わせたオーダーメイドの治療を提案してくれます。
複数の糸とヒアルロン酸を組み合わせることで、より効果的に若々しい印象になれるでしょう。
自分に合った施術を受けたい方は「お問い合わせ」からご相談ください。