二重整形モニターは何をする?具体的な作業や向いている人の特徴を解説
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
美容整形モニターは、割引価格で美容整形施術を受けられるため、興味のある人は少なくないでしょう。
しかし、実際に何をするものなのか具体的には知らないという人も多いです。
本記事では、二重整形モニターが行うことについて解説します。
参考にして、実際にモニターになった後のことをイメージし、モニターになるかどうかの判断材料にしてください。
二重整形モニターとは?
二重整形モニターとは、二重整形施術を受け、その様子を他の客にモデルとして見せる役割のことです。
方法はさまざまであり、写真で施術部位を撮影してもらいそれを公開したり、施術やクリニックの感想などを書いて、口コミとしてサイトに掲載されたりします。
まれに施術の手順を見せるため、施術中を動画撮影されるケースもあります。
モニターが必要な理由
クリニックは、モニターが居ると集客に有利であるため、モニターを必要としています。
新規顧客は、美容整形に興味があっても、さまざまな理由で悩み結局行くのを止めるということが少なくありません。
そこでモニターの写真や口コミを見て、具体的にどうなるのかイメージしやすくなります。
また、自分と同じ立場の人が美しくなれて喜んでいる姿を見て、自分も同じようになりたいと思いクリニックを訪れるわけです。
二重整形モニターは何をする?
二重整形モニターは、具体的に以下のようなことを行います。
- 指定された施術を受ける
- 写真撮影・公開
- 術前・術後の経過観察と公開
- 体験談や感想のヒアリング
写真と口コミは必ずセットと言うわけではなく、写真だけの場合や口コミだけの場合もあります。
場合によっては写真ではなく動画撮影のこともあります。
指定された施術を受ける
モニターは前提として指定された施術を受ける必要があります。
一般的には、クリニックがある程度決めているケースが多いです。
自分が行いたい施術を自由に決められるとは限りません。
そのため、まずは受けたい施術をはっきりさせ、クリニックがモニター募集している施術と上手くマッチングしているか確かめましょう。
術前・術後の経過期間の写真撮影・公開
写真撮影・公開もモニターに要求されることのひとつです。
写真のタイミングはクリニックによってそれぞれですが、一般的には施術前と施術後、ダウンタイム終了後となります。
ダウンタイム中の経過写真を撮影することも少なくありません。
撮影する部分は主に施術部位です。
二重整形の場合は片目、もしくは両目のどちらかを撮影される場合が多いです。
なお、写真で顔全体が映ると個人を特定されやすいです。
クリニック側も顧客側が嫌がることであることはわかっているため、二重整形など顔全体の写真が不要である場合は、後から目元の部分だけを切り抜いて使用されるなどのパターンが多いです。
体験談や感想のヒアリング
写真だけでなく体験談や感想を文章にし、提出することもモニターの役割です。
写真の大きな欠点は、モニターが結果として施術に満足し、喜んでいるのかどうかがよくわからないことです。
そこを補うために、施術に対する感想を文章として書いてもらうことで、新規顧客に「施術を受けてよかった!」という声を届けられるのです。
クリニックによっては、体験談の提出だけで良いという方針の所もあります。
体験談を書くだけで良ければ、誰が書いたかという部分は「〇才・女性」などという表記で十分であるため、人に個人を特定されるリスクは低減するでしょう。
一方で、体験談のみの場合は写真撮影と比較し、やや割引率が低くなる傾向があります。
モニターに向いている人
二重整形のモニターは、向いていると人とそうでない人がいます。
向いている人の特徴は以下のとおりです。
- クリニック側が指定している施術を希望している
- 料金を安く抑えたい
- 写真の公開などに抵抗が無い
上記の条件に当てはまる人は、ぜひ一度モニターを検討してみてください。
当てはまる条件の数が多いほど、向いていると言えます。
クリニック側が指定している施術を希望している
信頼できるクリニックがモニター募集している施術と、自分の希望している施術が上手くマッチングしている場合は、モニターの検討をおすすめします。
二重整形の場合、ひとくちに二重整形といっても方法は大きく2つあり、クリニックによってはどちらかしかモニター募集を行っていないということもあり得ます。
そのため、上手くマッチングしている人だけでなく、「二重整形ができるのであればどちらでも良い」というように、施術法などへのこだわりが薄い人もおすすめです。
料金を安く抑えたい
施術を受けたいが費用がネックでためらっているという人に、モニターという手段は適しています。
クリニックはしばしばはサービスとして、一般の客向けにも割引サービスを行います。
しかし、モニターとしての割引はそれよりもさらにやや高い水準であるケースが少なくありません。
モニターとしてのデメリットを踏まえても、少しでも安くする方を優先したいという場合、モニターとなるのは良い手です。
写真の公開などに抵抗が無い
写真などの公開に抵抗をあまり感じない人も、モニターに向いていると言えます。
モニターの写真は、ただ撮られるわけではなく、クリニックのサイトなどでいずれ公開されます。
不特定多数に、顔の一部とはいえ自分の写真を見せることになるため、抵抗が強い人もいます。
そのため写真を撮影されたり、それを見られることに対して構わないと思える人はモニターに適しています。
二重整形モニターは信頼できるクリニックで
二重整形のモニターは信頼できるクリニックで行いましょう。
モニターというと撮影などモニター特有の動きに意識が向かいがちですが、前提として美容整形施術を受けることを覚えておいてください。
どんなに良い条件でモニターができても、腕が未熟で話しにくいクリニックにかかっていては、施術そのものが成功しにくくなります。
仕上がりがイメージと違ったり、疑問や不安を言い出せなかったりというトラブルが発生しやすいためです。
費用や契約内容以前に、クリニックの腕や雰囲気を十分確認してください。
まとめ
二重整形モニターは、写真撮影や口コミを書くなど、モニター特有の作業が発生します。
しかし受ける施術は一般と同様であり、施術の成果や体のダメージなども、モニターだからと言って変わるわけではありません。
モニターになるかどうか決定する前に、知識をつけてモニターになるイメージを行い、慎重に検討しましょう。
そして、失敗のポイントを回避すれば、やって良かったと思える結果が得られるでしょう。