二重の癖付けは可能?確実に二重になる方法と注意点
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
一重まぶたや奥二重の人のなかには、癖付けによって理想の二重を手に入れたいと考えている人もいるでしょう。
自力で癖付けをすることによって二重を形成できる人もいますが、なかには効果を得られない人もいます。
そのため、本記事では癖付けの方法を解説したうえで、おすすめの方法である二重整形について紹介します。
憧れの二重まぶたになりたい人は、ぜひ参考にしてください。
二重と一重の違い
二重まぶたと一重まぶたの主な違いは、挙筋腱膜の有無や状態に起因します。
挙筋腱膜は、まぶたを開閉する際に作用する筋肉の一部で、これが存在するとまぶたに折り目が付きやすくなり、二重まぶたが形成されます。
一方、一重まぶたの場合、挙筋腱膜が弱いか、まったくないため、まぶたに折り目ができず、滑らかに見えます。まぶたの厚さや脂肪の量も影響します。たとえば、まぶたに脂肪が多いと、挙筋腱膜が働きにくくなり、二重のラインが形成されにくくなります。
このように、挙筋腱膜の存在や状態だけでなく、まぶたの構造や脂肪の量、個々の顔の骨格も二重と一重の違いに寄与しています。
さらに、遺伝的要因も大きな役割を果たしており、親が二重まぶたである場合、子供も二重まぶたになる可能性が高くなります。
このように、二重と一重の違いは多岐にわたる要因が絡み合っています。
挙筋腱膜の有無による違い
二重まぶたと一重まぶたの違いは、挙筋腱膜の有無に大きく影響されます。
挙筋腱膜は、まぶたを開閉する際に作用する筋肉で、これが存在するとまぶたに折り目が付きやすくなり、二重まぶたが形成されます。
一重まぶたの場合、挙筋腱膜が弱いか、まったくないため、まぶたに折り目ができず、滑らかに見えます。この構造の違いが、見た目の違いを生み出します。
挙筋腱膜の分岐があっても一重になる場合がある
挙筋腱膜が分岐している場合でも、一重まぶたになることがあります。これは、まぶたの皮膚や脂肪の厚さ、個々の顔の骨格によるものです。たとえば、まぶたに脂肪が多いと、挙筋腱膜が働きにくくなり、二重のラインが形成されにくくなります。
このように、挙筋腱膜の存在だけではなく、他の要因も影響を与えるため、一重になることもあります。
癖付けで二重になれる人の特徴
二重の癖付けが効果的に行える人にはいくつかの特徴があります。まず、遺伝的要因が大きく影響します。
両親のどちらかが二重まぶたである場合、その子供も二重になりやすい傾向があります。遺伝子が二重まぶたを形成しやすい特性を持っているため、癖付けを行うことで二重になる可能性が高いです。
また、目を閉じたときに二重のラインが見える場合、そのラインを強調することで、二重まぶたになる可能性があります。
自然に二重になることがある人も、まぶたの筋肉や皮膚の特性が二重を形成しやすいため、セルフケアによる癖付けが効果的です。さらに、まぶたが比較的薄い人も二重まぶたになりやすいです。
薄いまぶたは、挙筋腱膜が作用しやすく、二重のラインが形成されやすいためです。これらの特徴を持つ人は、セルフケアや化粧品を使った癖付けが効果を発揮しやすく、比較的短期間で二重まぶたを実現することができます。
両親のどちらかが二重である
遺伝的要因が大きく影響します。両親のどちらかが二重まぶたである場合、その子供も二重になりやすい傾向があります。遺伝子が二重まぶたを形成しやすい特性を持っているため、癖付けを行うことで二重になる可能性が高いです。このような方は、セルフケアでも効果を実感しやすいでしょう。
目を閉じる時に二重のラインが見える
目を閉じたときに二重のラインが見える場合、そのラインを強調することで、二重まぶたになる可能性があります。
このタイプの人は、癖付けを行うことで、比較的簡単に二重を形成できることが多いです。アイテープやアイプチなどを使用して、ラインを強調することで効果が期待できます。
自然と二重になることがある
自然に二重まぶたになることがある場合、その状態を維持するための癖付けが効果的です。このような人は、まぶたの筋肉や皮膚の特性が二重を形成しやすいことを示しています。日常的に二重のラインを維持するケアを行うことで、二重まぶたを保つことができます。
まぶたが比較的薄い
まぶたが薄いと、二重まぶたになりやすいです。薄いまぶたは、挙筋腱膜が作用しやすく、二重のラインが形成されやすいためです。このような方は、セルフケアや化粧品を使った癖付けが効果を発揮しやすく、比較的短期間で二重まぶたを実現することができます。
癖付けで二重になりにくい人の特徴
二重まぶたになりにくい人には、いくつかの特徴があります。まず、まぶたに脂肪が多い場合、まぶたが重くなり、二重の線ができにくくなります。また、まぶたの皮膚が厚い人も同様に、二重ができにくい傾向があります。
さらに、眼窩が浅い人は、まぶたが奥に引き込まれにくく、二重が形成されにくいです。加えて、まぶたを頻繁にこする習慣があると、皮膚が伸びて二重ができにくくなることもあります。
二重になれないまぶたの構造を持つ
一部の人は、まぶたの構造が二重を形成しにくい場合があります。挙筋腱膜が非常に弱かったり、全くない場合、自然に二重になるのは難しいです。このような場合、セルフケアでは効果が出にくく、医療的なアプローチが必要になることが多いです。
むくみや脂肪が多いまぶた
まぶたにむくみや脂肪が多いと、二重を形成するのが難しくなります。脂肪が多いと、挙筋腱膜が働きにくく、まぶたが厚く見えるため、二重のラインができにくいです。むくみや脂肪を取り除くケアが必要ですが、それでも効果が見られない場合は、美容医療を検討することが推奨されます。
セルフケアで二重の癖付けをする方法
二重の癖付けをセルフケアで行う方法はいくつかありますが、効果には個人差があり、完全に定着するかどうかは人によります。
それでもセルフケアで二重の癖付けをする人は多いため、今回は再現性のある癖つけ方法を何個か紹介します。
ぜひ、試してみてください。
二重メイクで癖を付ける
二重メイクを利用して、日常的に二重のラインを強調することで、癖付けを試みる方法です。アイテープやアイプチを使用して、希望の二重ラインを作り、その状態を維持することで、少しずつ癖付けが可能です。この方法は手軽に試せるため、セルフケアの第一歩としておすすめです。
夜用の二重のりを使用する
夜用の二重のりを使って、就寝中に二重のラインを固定する方法です。夜間に使用することで、目覚めた時に二重のラインがしっかりと付いていることが期待できます。この方法を継続することで、まぶたに癖を付けることができます。ただし、使用する際にはまぶたの皮膚に負担がかからないよう注意が必要です。
マッサージでまぶたのむくみを取る
まぶたのむくみを取り除くために、軽いマッサージを行うことも効果的です。指の腹で優しくマッサージすることで血行が良くなり、むくみを軽減することができます。これにより、二重のラインが形成しやすくなります。毎日のケアとして取り入れると、より効果を実感しやすくなります。
眼瞼挙筋を鍛える
眼瞼挙筋を鍛えるエクササイズを行うことで、二重の形成をサポートします。目を大きく開けたり、閉じたりする運動を繰り返すことで、挙筋の力を強化し、二重まぶたになりやすくなります。このトレーニングを日常的に行うことで、二重の癖付けが期待できます。
セルフケアで二重の癖付けをするメリットとデメリット
セルフケアで二重の癖付けを行う際には、メリットとデメリットの両方をしっかりと保持することが重要です。
セルフケアは自宅で簡単にできるため、美容整形などに比べて費用がかからず、手軽に取り組むことができます。アイテープやアイプチ、マッサージなどは比較的安価で、すぐに実践できる方法です。
ただ、メリットデメリットを理解してセルフケアを行わないと、あなたの理想とする二重にはならない可能性があります。そのため、今回紹介するメリットとデメリットを把握してセルフケアをしましょう。
メリット:低コストで気軽に試せる
セルフケアは、費用がかからず、気軽に試すことができます。専用の道具や化粧品を使用して、自宅で手軽に二重の癖付けを行えるのが魅力です。特に初期段階での試みとしては、リスクが少なく、安全に行うことができます。
デメリット:効果が現れない人も多い
セルフケアを何回か試しても理想の二重幅にならない可能性があります。この場合は遺伝的影響が大きいので。
大きなコンプレックスに感じてしまう場合は、二重埋没などを検討してみましょう。
デメリット:効果が出るまでに時間がかかる
マッサージなどを継続して二重ラインが手に入るとしても、とても時間がかかるケースが大半です。
なかには、「年単位でマッサージを続けてやっとうっすらとした二重ラインができた」という人もいます。
デメリット:理想の二重ラインを手に入れるのが難しい
セルフケアでは、理想とするデザインの二重ラインを手に入れられないことがほとんどです。
平行二重になりたいのに幅の狭い末広二重になってしまったり、腫れぼったい印象の奥二重になってしまったりするケースも珍しくありません。
デメリット:まぶたが伸びる可能性がある
癖付けアイテムの中でも人気なのが、二重のりやテープです。
二重テープなどを使い続けていると、まぶたが伸びてしまうことも珍しくありません。
まぶたが伸びると腫れぼったい印象の目元になってしまい、二重のりでも二重を作れなくなってしまうケースや、今後埋没法で二重を作ったとしても綺麗な二重を作れなくなるリスクもあります。
二重の癖付けを効果的にする方法
二重の癖付けを効果的にするためには、いくつかの方法を組み合わせて継続的に取り組むことが大切です。
二重の幅を調整する、目指す二重の形を変えるなど多くの方法がありますが、人によってどの方法が合うのかはやってみないとわかりません。
そのため、紹介する癖付け方法を理解して、あなたに合いそうな方法を選択してください。
癖を付ける二重の幅を調整する
二重の癖付けには、アイテープやアイプチなどの二重メイクを使用する方法があります。
二重メイクは、まぶたを粘着物で折りたたんで固定する手法です。自然に二重が出来るラインに沿って二重メイクを繰り返すと、まぶたが折れ込みやすくなって二重まぶたになる可能性があります
目指す二重の形を変える
二重まぶたには、二重のラインが目頭から目尻にむかうにつれて徐々に広がっている「末広形」や、ラインが目頭から少し離れている「平行形」の2種類があります。
日本人に多い二重は末広形ですが、自分に合いそうな二重の形を目指すようにしましょう。
ダイエットでまぶたの脂肪を減らす
食事制限や運動などで、まぶたの脂肪を減らす事も選択肢の一つです。
また、睡眠不足などできちんと目が開かない状態が続くと、二重の幅が定まらず、自分の理想とする二重にならない可能性が高くなります。
確実に二重を手に入れるための二重整形術
先述したとおり、セルフケアで二重の癖付けをする方法には、さまざまなデメリットがあります。
早く確実な二重ラインを手に入れるためには、セルフケアではなく二重整形を受けるのがおすすめです。
セルフケアに比べて費用が高いものの、一度施術を受ければ一定期間二重ラインを維持できます。
術式によっては、生涯にわたって二重まぶたで居られるケースもあります。
また力量のある医師に二重整形を依頼すれば、理想の二重幅やデザインを実現できる可能性が高いです。
二重整形には2種類の術式が存在します。
それぞれの概要についてこれから説明します。
埋没法の特徴とメリット・デメリット
埋没法は自然な仕上がりになるため、二重整形を受けたことが周りの人にバレにくい点がメリットです。
費用も切開法に比べて安いため、予算に余裕がない人でも施術を受けやすいでしょう。
また、針と糸だけで完結する施術なため、ダウンタイム期間が1〜2週間程度と短いのも嬉しいポイントです。
一方で、埋没法の効果は数年で取れてしまうケースもあります。
また幅広いデザインに対応しにくい点もデメリットだと言えるでしょう。
切開法の特徴とメリット・デメリット
メスでまぶたを切開し、縫合することによって二重ラインを生み出す方法のことを、切開法といいます。
ひとことで「切開法」といっても、全切開法と部分切開法の2種類があります。
どちらが適しているかは人によって異なるため、カウンセリングで医師に提案してもらうとよいでしょう。切開法のメリットとデメリット
一度施術を受ければ、基本的に生涯にわたって二重ラインを維持できます。
また、幅の広い二重や流行りの平行二重など、さまざまなデザインの二重まぶたを手に入れやすい術式でもあります。
ただし、一度施術を受けてしまうと仕上がりに不満があっても修正は困難です。
医師選びに失敗すると、一生後悔することになる可能性も。
また埋没法よりも費用が高いうえにダウンタイムの症状が重い点もデメリットのひとつです
切開法は、一度の施術で半永久的な効果を手に入れたい人におすすめです。
また、まぶたの脂肪が厚く埋没法を受けても効果が期待できない人でも、切開法であれば二重ラインを手に入れられます。
二重整形の注意点と適切なクリニック選び
二重整形を検討する際には、信頼できるクリニックと経験豊富な医師を選ぶことが最も重要です。
口コミや症例写真を参考にし、カウンセリングで十分に相談しましょう。手術のリスクや術後のケアについても詳しく説明を受け、自分の希望や不安をしっかりと伝えることが大切です。また、クリニックの設備やアフターケアの体制も確認し、安心して手術を受けられる環境を整えましょう。
理想の二重まぶたを手に入れたいならアリエル美容クリニック大宮院へ
アリエル美容クリニック大宮院では、二重整形を得意としています。
埋没法は、6種類もの術式を扱っており、自分に合った術式を見つけやすいのもポイントです。
また多くの術式があるなかでも、独自の術式である「アリエルクイックループ」がおすすめです。
まぶた表面に傷跡が残らないため、ダウンタイムを抑えることができます。
さらに術後からメイクが可能なので、忙しい方でも二重整形を受けやすいのが嬉しいポイントです。
二重整形を受けたいと考えている人は、ぜひ1度カウンセリングにお立ち寄りください。
【まとめ】癖付けによって二重になれる可能性は低い
癖付けによって二重になれる可能性は低い。ですが、専門的なカウンセリングを受けることで、適切な判断を下すことが可能です。アリエル美容クリニック大宮院では、遺伝の影響を考慮しつつ、患者に最も適した施術方法を提案しています。理想の目元を手に入れるために、ぜひ専門家のアドバイスを受けてください。
アリエル美容クリニック大宮院では、自力での癖付けでは二重ラインを形成できない人に向けた二重整形の経験が豊富な医師が在籍しています。
末広二重・平行二重・mix二重など、幅広い二重デザインに対応しているため、ぜひカウンセリングにお越しください。