フェイスリフトは傷跡ができる?経過や糸リフトの傷跡も解説
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
「フェイスリフトって傷跡が残らない?」と不安に思っている人は少なくありません。
切るフェイスリフトは、フェイスリフトのメニューの中でも高い効果が見込めますが、傷跡が残ったらと考えると悩んでしまうのは無理もありません。
本記事では、切るフェイスリフトの傷跡について解説します。
参考にして、施術に踏み切る手助けにしてください。
切るフェイスリフトとは?
切るフェイスリフトとは、切開して顔のたるみを引き上げ、縫合するリフトアップメニューです。
フェイスリフトの施術にはいくつか種類がありますが、切るフェイスリフトはその中でもリフトアップ効果が高く、たるみの程度が強い人でも十分な効果が見込めます。
1度施術を行うと時間が巻き戻ったような、高いアンチエイジング効果が見込め、5~10年は再施術の必要がありません。
切るフェイスリフトには傷跡がつく?
切るフェイスリフトは、施術直後傷跡ができます。
切開を伴うため、傷ができるのは避けられません。
ただし、切開位置は一般的に耳の前や後ろであるため、髪を下ろせば簡単に隠れます。
また、傷跡はずっと残り続けるわけではなく、最終的にはほぼわからないほど、きれいな状態になります。
切るフェイスリフトの傷跡の経過
切るフェイスリフトについて、傷跡の経過を以下4つの時点から解説します。
- フェイスリフト施術直後の傷跡
- 2ヶ月ほど経過した傷跡
- 半年ほど経過した傷跡
- 1年ほど経過した傷跡
また、実際にかかるクリニックで症例写真などを見るのも参考になります。
クリニックによっては症例写真が無いケースもありますが、可能であれば見ておいた方が、よりイメージが掴みやすくなります。
フェイスリフト施術直後の傷跡
フェイスリフト施術直後の傷跡は、切開の跡がはっきり見て取れます。
傷口そのものも開きやすくなっているため、気になるからと手で触れたりしては逆効果です。
また、体を温めて血流が良くなると傷が開きやすくなるため、飲酒やサウナ、激しい運動なども良くありません。
一番傷跡が目立つタイミングでもあるため、何かと意識しがちになりますが、できるだけ気にしないようにする方が、ストレスの軽減になります。
2ヶ月ほど経過した傷跡
フェイスリフトの傷跡は、2ヶ月ほど経過すると施術直後に比べて赤みが改善されます。
施術前とほぼ変わらない生活に戻れるケースが多いです。
ただし、傷跡の赤みや盛り上がりは改善してきたといっても依然残ります。
傷が気になる方はもうしばらく隠しておくと良いでしょう。
半年ほど経過した傷跡
半年ほど経過すると、フェイスリフトの傷跡はあまり目立たなくなっています。
人によっては傷跡の部分が白く、線のようになっている場合がありますが、パッと見てわかるほどのものではありません。
半年の時点になると、傷跡を隠さないで過ごす人も多くなります。
1年ほど経過した傷跡
切るフェイスリフトの傷跡は、1年ほど経過すると、ほぼ施術前と変わらない状態になります。
まじまじと見ても傷がわからないような見た目になることも多く、隠さなくても問題ないと判断されるのが一般的です。
生活的にも施術前と同様に過ごすことができ、傷に気を使う必要もなくなります。
人によっては、1年が経過する前に上記の状態に戻っているケースもあります。
切るフェイスリフトの傷跡についてよくある質問
切るフェイスリフトの傷跡について、特によくある質問を以下にまとめます。
- 傷跡がケロイドになるケースはありますか?
- 傷跡は施術後目立ちますか?
- どうすれば傷跡が早く治りますか?
上記の他にも質問があれば、遠慮なくクリニックにおたずねください。
施術前に疑問を解決しておくのは、美容医療において大切なことです。
傷跡がケロイドになるケースはありますか?
切るフェイスリフトの傷跡がケロイドになるケースはあります。
ただし傷がケロイドになる現象は、施術を受けた人がケロイド体質かどうかに大きく左右されます。
そのため、ケロイドになったからといって、施術が上手くいかなかったというわけではありません。
ケロイド体質の方は、施術前にクリニックに申告し、十分相談した上で受けるかどうか決定するのがおすすめです。
傷跡は施術後目立ちますか?
切るフェイスリフトの傷跡は、髪で隠すことができれば目立ちません。
傷跡は施術直後もっとも目立ちますが、傷の位置は耳の周辺に限定されるため、髪で覆えばほぼわからなくなります。
外を歩いても、人目を引くことはないでしょう。
ただし、耳元がはっきり見える状態の場合、傷が目立たなくなるには半年~1年程度の時間が必要です。
施術から2~3ヶ月程度の段階では、赤い切開のラインがまだはっきり見えてしまいます。
どうすれば傷跡が早く治りますか?
フェイスリフトの傷跡は、クリニックの指示に従い、極力刺激を与えないでそっとしておくと早く治ります。
傷跡を少しでも早く治したい場合は、特別なことをするよりも、悪化させないことを考えた方が良いでしょう。
気になるからと触ったり、刺激を与えたりすると、治りは遅くなる一方です。
また、処方された薬の塗り忘れなどにも注意してください。
【参考】切らないフェイスリフト(糸リフト)の傷跡について
フェイスリフトには、切らないフェイスリフト(糸リフト)もあります。
切らないフェイスリフトの場合、糸を皮膚内に埋没させる施術であるため、顔につく傷は点状になります。
傷は数か所つきますがそれぞれが小さく、こめかみ付近に生じるため、治るのが早く隠すのも簡単です。
そのため、切らないフェイスリフトに対し、傷跡の心配はほとんど要りません。
アリエル美容クリニック大宮院はアフターサポートもしっかり行います
アリエル美容クリニック大宮院は、アフターサポートもしっかり行います。
傷跡は審美性に悪影響を与えるため、フェイスリフトを受けたあとに傷が残ってしまっては嫌だと感じるのは自然なことです。
当クリニックはカウンセリングの段階から傷跡のことも考え、きれいな治りとなるよう施術後に至るまで最善を尽くします。
傷跡の心配をしないで施術を受けたいという方は、ぜひ当クリニックをご利用ください。
【まとめ】切るフェイスリフトでできる傷跡は一時的なもの
切るフェイスリフトでできる傷跡は、一時的なものです。
半年あれば目立たなくなり、1年を経過するとほとんど元の状態まで戻るため、心配しすぎることはありません。
治りを待つ間は不安になるものですが、できるだけ気にしないようにし、焦らず待ちましょう。
フェイスリフトの傷跡は、一時的なものです。
位置的に目立ちにくいとはいえ、傷としてははっきりしているため、目立たなくなるまでは不安になってしまうものですが、心配しすぎることはありません。