忘れ鼻の特徴と作り方 – 美容整形で印象美人に
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
みなさんは、美しい鼻と聞くとどのような鼻を思い浮かべますか?人によって思い浮かべる鼻は異なりますが、最近では「忘れ鼻」が美しいとされています。鼻筋が高く、真っ直ぐに通っていながらも存在感が薄いのが特徴です。
本記事では、忘れ鼻の特徴や美容整形について詳しく解説していきます。ほかにも印象に残りやすい鼻や老け鼻になる原因も紹介しているので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
忘れ鼻とは?美人の条件とされる理由
忘れ鼻とは、鼻筋が通っていながらも存在感の薄い鼻を指します。以前は、鼻が高いうえに鼻筋が真っ直ぐとした存在感のある鼻に憧れる女性が多い傾向にありましたが、最近では忘れ鼻に人気が集まっています。
まずは、忘れ鼻の特徴やそれらが美人の条件とされている理由を解説していきます。
忘れ鼻の特徴
忘れ鼻は、高さや形などが整っていながらも存在感がないのが特徴です。ほかにも忘れ鼻の特徴は、下記があげられます。
- 小鼻が小さい
- 鼻筋が通っている
- 鼻の穴が目立たない
- 他のパーツとのバランスが良い
それぞれについて詳しく解説していきます。
小鼻が小さい
鼻全体を見た際に小鼻が小さいことが条件にあげられます。小鼻が大きかったり、横に張り出していたりいると、鼻が顔に張り付いているような印象になり、鼻が目立ってしまいます。
一般的には、目の横幅もしくは両目の目頭の間よりも、小鼻を含めた鼻の横幅が小さいのが美しいとされています。これらの横幅よりも広くなる場合は、アンバランスに見えてしまい、鼻の印象が強く残ってしまうのです。鼻の印象が強くなると、忘れ鼻とはかけ離れてしまいます。
鼻筋が通っている
忘れ鼻だけでなく、鼻筋が通っているのは美しい鼻の条件です。忘れ鼻は、印象に残らないのが特徴ですが、鼻が低く鼻筋が通っていないと「鼻が低い」という印象が残ってしまいます。
そのため、程よく高さもあり、鼻筋が真っ直ぐ通っていると良い意味で印象に残りません。高すぎても低すぎても印象に残ってしまうため、程よい塩梅が大切です。
鼻の穴が目立たない
正面や横から見た際に鼻の穴が目立たないのも忘れ鼻の特徴です。基本的に美しいとされている鼻は、正面から見た際に鼻の穴が見えません。ある程度見えてしまうのは許容範囲ですが、鼻の先が上を向いているブタ鼻などは、忘れ鼻とはかけ離れてしまいます。
また小鼻の横がめくれている鼻だと横から見た際に鼻の穴が見えてしまいます。鼻先の位置が小鼻の両サイドよりも下すぎると鼻の穴が見えてしまう可能性があります。
他のパーツとのバランスが良い
いくら鼻の形がきれいでも他のパーツとバランスが取れていなければ、忘れ鼻とは言えません。目や口よりも鼻が大きかったり、Eラインが整っていなかったりすると鼻の印象が強くなってしまうため、全体のバランスを見ることも大切です。
忘れ鼻が美人の条件とされる理由
今までは、鼻筋が高く存在感のある鼻が美しいとされていました。しかし、最近では特徴のない忘れ鼻が美人の条件とされているのはなぜでしょうか。
鼻は顔の中心にあり、印象を大きく左右させるパーツです。鼻が悪い意味で目立ってしまうと、顔全体のイメージが悪くなってしまいます。しかし、良い意味で特徴のない忘れ鼻は、他のパーツとの調和を取りやすく、悪い影響を与えることがありません。顔本来の美しさを際立たせられるのです。
「特徴がない」「印象に残らない」と聞くとネガティブなイメージをする方もいますが、忘れ鼻において考えるとむしろプラスになります。
印象に残りやすい鼻の特徴
忘れ鼻は印象に残りづらい鼻とされていますが、一方で印象に残りやすい鼻もあります。主に下記の鼻の種類があげられます。
- だんご鼻・ニンニク鼻
- あぐら鼻・ブタ鼻
- ゴリラ鼻・鷲鼻
- 段鼻・鉤鼻
- 曲がった鼻
それぞれの種類について詳しく理解していきましょう。
だんご鼻・ニンニク鼻
印象に残りやすい鼻の代表格として、だんご鼻やニンニク鼻があげられます。この2つは耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
だんご鼻は、名前の通り、鼻先がだんごのように丸くなっている鼻のことを指します。鼻の先端が分厚ければ分厚いほど目立ってしまう傾向にあるのが特徴です。まただんご鼻は、日本人に多い鼻の形といわれています。
一方でニンニク鼻は、だんご鼻と同様に先端に丸みや厚さがある鼻の形です。さらに小鼻が広がっており、正面から見た際にニンニクのような形に見えるのが特徴です。人によっては、笑うとさらに鼻の形が目立ってしまう人もいます。
あぐら鼻・ブタ鼻
あぐら鼻やブタ鼻など小鼻の形や鼻先に特徴がある鼻も印象に残りやすい傾向にあります。
あぐら鼻とは、小鼻が横に広がっている鼻の形です。ニンニク鼻とは異なり、鼻先に丸みや厚さはありません。小鼻が横に広がっていることで、鼻が顔に張り付いたような印象を与えてしまいます。さらに高さがないため、より鼻の横幅が強調されやすいのが特徴です。
またブタ鼻は、鼻先が上を向いている鼻の形です。名前の通り、ブタの鼻を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。正面から見た際に鼻の穴が見えやすく、メイクなどでもごまかしづらい傾向にあります。
ゴリラ鼻・鷲鼻
鼻の穴が横に広い鼻をゴリラ鼻と呼びます。小鼻が突出しているうえに、めくれているため、正面から見た際に小鼻が見えてしまいます。笑うとより小鼻が目立つため、顔をパット見た際に花の印象が強くなってしまうのです。
ほかにも鼻の鼻梁の骨が突き出している鷲鼻も印象が残りやすい傾向にあります。骨の突き出し具合は個人差がありますが、鼻の大きさが大きく見えてしまいまうのが特徴です。
段鼻・鉤鼻
横から見た時に凹凸があるように見える鼻を段鼻と呼びます。鼻の高さや低さに関係なく、凹凸が人目に付きやすいため、印象に残りやすい鼻の形です。
ほかにも鼻の先端がフックのように曲がっている鉤鼻も印象に残りやすい傾向にあります。特に正面から見てもフックのような形をしているケースは、どうしても鼻が目立ちやすいでしょう。
曲がった鼻
鼻の高さや形に関係なく、鼻筋が曲がっていると印象に残りやすいとされています。生まれつきや後天的要因によって鼻が曲がっている場合は、忘れ鼻とはかけ離れた印象になってしまうことも少なくありません。メイクによってごまかせるケースもあるため、曲がった鼻がコンプレックスの方はメイク方法をチェックしてみましょう。
老け鼻の特徴と原因
「若い頃はきれい鼻だったのに」「加齢とともに鼻の形が変化した」
このように年を重ねるとともに鼻の形が変化した方もいるのではないでしょうか。加齢によって生じる鼻の変化は、主に下記があげられます。
- 鼻先が下がる
- 鼻先が太る
- 鼻筋が低くなる
自分に当てはまるかを確認していきましょう。
鼻先が下がる
加齢とともに頬やフェイスラインなどがたるむのと同様に、鼻先も下がってしまいます。原因は、鼻先にある軟骨が柔らかくなったり、鼻翼軟骨が変形したりすることがあげられます。
その結果、魔女のような鼻先が垂れる「魔女鼻」になってしまう可能性があるのです。ほかにも鼻先が下がってしまい、鷲鼻になってしまうケースもあります。過去に入れたプロテーゼが下がってくることで、鷲鼻になるケースもあるようです。
鼻先が太る
鼻に皮下脂肪が貯まったり、軟骨が変形したりすることで、鼻の穴が目立ってしまう可能性があります。
また加齢によって鼻が肥大化する傾向にあり、だんご鼻になるケースもあります。鼻先が太く・丸くなるため、鼻の穴が目立ちやすくなることも。一方で骨の量が減少することで、ニンニク鼻のように見える可能性もあります。
鼻筋が低くなる
加齢によって骨密度が減少することで、鼻筋が低くなる可能性もあります。若い頃は鼻筋が高かったのに鼻筋が低くなっている気がする方は、骨密度の影響かもしれません。また日本人は元々鼻筋が高くないため、より低く見えるケースもあります。
忘れ鼻を作るメイクテクニック
生まれつきの鼻の形にコンプレックスを持っている方も多いのではないでしょうか。そのような方は、メイクで忘れ鼻に近づけるのがおすすめです。
自宅にあるコスメで簡単に仕上げられるメイク術を3つ紹介します。
鼻を目立たなくするベースメイク
鼻が目立ってしまう原因は人によって異なりますが、多くが鼻の形に問題があります。さらに赤みやくすみ、毛穴などがあるとより目立ちやすくなってしまいます。
そのため、鼻の存在感を薄めるにはカバー力の高いファンデーションやコンシーラーを使うのがおすすめです。厚塗りは避け、仕上げにルースパウダーで小鼻と頬周辺の境目をぼかしましょう。
また小鼻の赤みや毛穴などが気になる方は、コントロールカラーや毛穴専用下地を取り入れるのも効果的です。ドラッグストアなどで手軽な価格で購入できるため、気になる方はチェックしてみてください。
なおベースメイクをする際は、必ず保湿ケアを忘れずに行いましょう。乾燥している肌にファンデーションを塗っても浮いてしまったり、余計肌が汚く見えたりするため、注意が必要です。
ナチュラルな鼻筋メイク
鼻筋をきれいに見せるには、ノーズシャドウが欠かせません。しかし、影を濃く描きすぎたり、ハイライトを強めに入れすぎたりすると不自然になってしまうケースも少なくありません。さらに鼻だけ浮いてしまい、かえって目立ってしまうことも。
そのため、鼻筋メイクをする際は、メイクをしているかわからないくらいのナチュラルさを意識しましょう。
まずは、おでこにハイライトを入れます。おでこに光を集めることで、鼻に意識が行きづらくなります。その後、ブラシに残ったハイライトを眉間から鼻梁に入れていきましょう。鼻の先端まで入れてしまうと、存在感が強まってしまうため、NGです。
次にシェーディングパウダーを取り、眉頭と鼻の付け根に薄く影を入れていきましょう。くっきりとした影が残らないよう、しっかりとぼかすのがポイントです。最後にブラシに残ったパウダーを鼻の両サイドになじませて完成です。
鼻先を引き締めるシェーディング
鼻先に丸みや厚みがある人は、シェーディングで鼻先に影を作るのがおすすめです。影の入れ方によって、鼻先を引き締められたり、短く見せたりすることができます。
やり方は、鼻先から鼻柱に向かってシェーディングを入れるだけです。しっかりめに入れて、しっかりとぼかすことが大切です。シェーディングパウダーとブラシでやりづらい場合は、スティックタイプのシェーディングを使うのがよいでしょう。
美容整形で忘れ鼻を手に入れる方法
根本的に鼻の形を変えたい方は、美容整形がおすすめです。おすすめな鼻整形は、下記があげられます。
- 鼻翼縮小手術(小鼻縮小手術)
- 鼻尖形成術(耳介軟骨移植)
- 鼻尖縮小手術
- 鷲鼻・段鼻の骨削り手術
それぞれの施術方法について詳しく解説していきます。
鼻翼縮小手術(小鼻縮小手術)
鼻翼縮小手術とは、横に広がった小鼻を小さくする施術です。小鼻の位置や大きさを調整することで、鼻の穴を目立たなくさせることもできます。
施術方法には、切開を伴うものと糸で止める術式の2種類があります。切開方式では、鼻の穴の中から切開する内側法と皮膚表面から行う外側法があります。
内側法は、鼻の内側から施術を行うため、皮膚表面に傷跡が残りづらいのがメリットです。鼻の穴が目立つのが気になるが、小鼻はさほど大きくない人に向いています。
一方で外側法は、皮膚表面に傷跡ができるものの、小鼻が大きく張り出している人でもしっかりと効果を実感しやすい傾向にあります。
小鼻の形によっては内側法と外側法の両方を併せて行うこともあります。
また糸を用いた施術では、短時間で小鼻を小さくできるのがメリットです。腫れなどのダウンタイムが短いのが利点ですが、効果は限定的で半永久的な効果は期待できないといったデメリットが伴います。
プチスレッド・ノーズアップ
鼻尖形成術(耳介軟骨移植)
軟骨移植術とは、鼻尖形成と組み合わせることで、より鼻先を細く・高くする施術です。軟骨は、耳介後面を切開し、耳介軟骨を採取します。耳の傷跡は、時間経過とともに目立たなくなるため、心配する必要はありません。
採取した軟骨は、鼻先に合わせて形成し、移植を行います。
流行しているオステオポールよりも自然な仕上がりになるうえに、自家組織を使用しているため、拒否反応を起こすリスクが低いのも特徴です。
鼻尖縮小手術
鼻尖形成とは、鼻先を高く・細くする施術方法です。鼻先が丸く厚みのあるだんご鼻やブタ鼻の方に向いています。鼻先にある左右の軟骨を縫い寄せ、留めて形を整えます。
オープン法とクローズド法の2種類があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。皮膚表面に傷跡が残るのが不安な方は、クローズド法がおすすめです。しかしオープン法のほうが施術の過程で余計な組織を目視で取り除いたり軟骨の形態を確認しやすいため、よりすっきりとした鼻を目指せます。
なかには、鼻尖形成術だけでは思うような効果を実感できないケースもあります。しっかりと理想の形を叶えたい方は、軟骨移植術や鼻中隔延長術の併用も検討してみましょう。
鷲鼻・段鼻の骨削り手術
鷲鼻や段鼻に悩んでいる方は、骨削り手術がおすすめです。鼻の穴の中を一部切開し、骨切り用のノミを使用して骨を削っていく施術です。その後、切開部分を縫合します。術式によって施術方法が異なるため、詳しくはカウンセリングの際に確認してみましょう。
美容整形で忘れ鼻を目指す際の注意点
美容整形で忘れ鼻を目指す際は、下記に注意しましょう。
リスクを理解して信頼できる医師を選ぶ
他院修正も可能なクリニックを選ぶ
それぞれについて解説していきます。
リスクを理解して信頼できる医師を選ぶ
美容整形は、理想の鼻を目指すことができますが、リスクが伴うことを理解しておきましょう。リスクを軽減するには、信頼できる医師のもとで施術を受けることが大切です。
特に費用の安さでクリニックを選んでしまう人もいますが、おすすめできません。クリニックを選ぶ際は、症例や実績、口コミなど様々な点から信頼できるかを確認しましょう。
また1つのクリニックでカウンセリングを受け、すぐに決めるのではなく、複数のクリニックを比較することが大切です。自由診療になるため、クリニックによって価格も異なるため、焦らず慎重に決めましょう。
他院修正も可能なクリニック clinic を選ぶ
一度美容整形を受けており、修正を検討している方は、他院修正に対応しているかも確認しましょう。クリニックによっては、そのクリニックで受けた施術にしか修正を行っていないケースもあるためです。
また他院修正も複数のクリニックを比較するのがおすすめです。特に修正に関する症例や実績を確認し、クリニックを選びましょう。
忘れ鼻の症例写真
忘れ鼻についてのよくある質問
忘れ鼻についてのよくある質問を集めました。
忘れ鼻の効果は永続的?
美容整形の費用はどのくらい?
ダウンタイムはどの程度必要?
それぞれについて回答していきます。
忘れ鼻の効果は永続的?
基本的に切開を伴う施術の効果は永続的です。軟骨移植なども体内に吸収されることはありません。しかし、糸を使った施術の効果は、半永久的には持続しません。使用する糸などによっても異なりますが、1年〜2年程度です。永続的な効果を得たい場合は、切開を伴う施術がおすすめです。
美容整形の費用はどのくらい?
当クリニックのメニューをご紹介します。
【鼻尖形成】
クローズド法 | 196,000円 |
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切開法・オープン法 スタンダード | 294,000円 |
切開法・オープン法 プレミアム | 386,000円 |
鼻翼軟骨トリム | 248,000円 |
鼻尖部軟骨移植(耳介/耳珠軟骨移植) | 368,000円 |
他院鼻修正 | 158,000円 |
ハンプ切除(わし鼻修正) | 300,000円 |
鼻孔縁挙上 | 349,000円 |
【小鼻縮小】
切らない小鼻縮小 埋没法 | 195,000円 |
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鼻腔内切開 | 187,000円 |
内側法 | 214,000円 |
外側法 | 247,000円 |
内側法&外側法 | 350,000円 |
+オプションフラップ固定 | 148,000円 |
また当クリニックでは、モニターの場合は表示価格から最大60%引きで受けられます。組み合わせ治療の数によっても割引率が変動するため、詳しくはカウンセリングの際にご相談ください。
ダウンタイムはどの程度必要?
ダウンタイムは施術方法によって異なります。外側法は皮膚表面に傷跡ができたり、抜糸までの期間は糸がついた状態になったりするため、最低でも抜糸までの期間は休暇を取得しておくのがおすすめです。
まとめ
最近では、美人の条件として忘れ鼻があげられます。今までの鼻筋の高い鼻とは異なり、特徴がなく印象に残らない鼻が良いとされています。
忘れ鼻を目指したい方は、美容整形がおすすめです。切開をせずに鼻の形を整える施術もあるため、美容整形初心者の方でも受けやすいでしょう。また美容整形に抵抗がある方は、メイクで忘れ鼻に近づける方法もあるため、自分に合った方法を見つけてみてはいかがでしょうか。