顔の脂肪吸引のダウンタイムはいつまで続く?よく見られる症状や適切な過ごし方を紹介
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
「顔の脂肪吸引にダウンタイムはどんな症状が出てくるんだろう」「ダウンタイムはどのくらい長く続くのか不安」と思っている方はいませんか?
ダウンタイムについて知っていなければ、手術の申し込みには進めません。
顔の脂肪吸引は、ダウンタイムの期間だけではなく正しい過ごし方を知っておく必要があります。
この記事ではダウンタイム中の症状や期間、過ごし方を解説します。
顔の脂肪吸引とは?
顔の脂肪吸引は、顔周りにある皮下脂肪に対して吸引管を使い、除去する施術です。
顔周りの皮下脂肪は、自力では落としにくく小顔にすることが難しいと言われています。顔の脂肪吸引をすれば脂肪が確実に除去できるため、確実に小顔になれるのです。
吸引部分は、以下の4つ。
- 頬
- メーラーファット
- ジョールファット
- 顎
一般的には、頬と顎の吸引を中心に実施します。二重顎に悩む方の施術として人気があります。
顔の脂肪吸引におけるダウンタイム中の症状
顔の脂肪吸引におけるダウンタイム中の症状は、主に以下の4つです。
- 患部の腫れ
- 内出血
- 患部の痛み
- 拘縮してしまう
ダウンタイム中の具体的な症状を知って、判別できるようになりましょう。すると適切な対処ができます。
患部の腫れ
脂肪吸引後は、患部が腫れてしまうことがあります。ただし太ももや二の腕の施術と比較して、腫れはそこまで大きくはありません。
腫れは、2週間〜1ヶ月程度で徐々に目立たなくなってきます。
患部が腫れてしまう原因は、手術で炎症を起こしてしまうためです。普段どおり生活をしていれば徐々に収まるため、焦らず待ってみましょう。
内出血
内出血が出てきた場合、2〜3週間程度で収まると言われています。
内出血は、手術中や後に出てきた血液が皮膚の下まで移動することで出てきます。
顔の脂肪吸引の場合、アザのように色濃く出てくるわけではありません。うっすらと出てくる程度のため、気になる場合はコンシーラーで隠すといいでしょう。
患部の痛み
手術後のダメージにより、筋肉痛に近い痛みが出てくることがあります。2週間〜1ヶ月程度で痛みは引いてきます。
脂肪を吸引する量が少ないため、痛みを強く感じることはありません。しかし痛みがどうしても我慢できない場合は、処方された鎮痛剤を服用しましょう。
痛みに弱い場合は、事前に医師に相談して対処できるようにしておくと安心です。
拘縮してしまう
顔の脂肪吸引をした場合、拘縮(こうしゅく)と呼ばれる、皮膚がでこぼこしたり、ピンと張ってしまったりする症状が出てくることがあります。拘縮は収まるまで数ヶ月程度を要します。
脂肪吸引した方には、だいたい現れる反応のため「治らなかったらどうしよう」と不安に感じる必要はありません。
顔の脂肪吸引のダウンタイム期間は半年程度
「顔の脂肪吸引におけるダウンタイム中の症状」で紹介した症状が完全に治るまでは、半年程度かかります。ただし、人によっては1〜3ヶ月で症状が収まる方も。
またダウンタイム中は、仕事など特別休む必要はなく日常生活に戻れます。顔の脂肪吸引をした方の中には、翌日から仕事復帰している方も。
術後2〜3日目以降からは、問題なく日常生活を送れるようになります。
ダウンタイム中の適切な過ごし方
ダウンタイム中の適切な過ごし方は、以下の5つです。
痛みを感じたら痛み止めを服用する
よく冷やす
内出血やマスクで隠す
塩分が多く含まれる食品や飲酒を避ける
血行を改善するマッサージをする
ダウンタイム中の適切な過ごし方を知っていれば、苦しむこと無く症状が出ている期間も短縮できる可能性があります。
どのように過ごせばいいかイメージできない方は、以下を参考にしてみてください。
痛みを感じたら痛み止めを服用する
ダウンタイム中に痛みを感じた場合は、痛み止めを服用するようにしましょう。
また痛みを我慢しすぎてしまうと、ストレスが溜まってしまい術後の経過にも影響する可能性があります。
痛み止めは痛みが限界を超えてから服用しても、効果を発揮するまでにタイムラグがあります。
効果が出るまで痛みに耐え続けなければいけなくなるため、早めに服用しましょう。
ただし痛み止めを服用する間隔は、短くしてはいけません。医師の説明を聞き、適切な量と間隔で飲みましょう。
よく冷やす
脂肪吸引をしたときは、患部を冷やすのがおすすめです。冷やすことで内部の血管が収縮するため、周辺組織の代謝を押さえられ症状が出にくくなります。
冷やすときは保冷剤がおすすめですが、なければビニール袋に氷と水を入れたもので問題ありません。
15〜20分当てて、40分休憩するサイクルを1〜3回続けてみましょう。感覚がなくなったら、アイシングを中止します。
術後3日程度は、冷やしておいてください。
内出血はマスクで隠す
内出血は、基本的にマスクで隠すのがおすすめです。手術をした部分はほとんどマスクで覆い被せてしまう位置です。
術後2日〜1週間の間はメイクができないことが多いため、基本的にはマスクで過ごしましょう。
もしも食事中に周りに内出血が気づかれた場合は、「ぶつけた」などと言ってごまかすのがおすすめです。
塩分が多く含まれる食品や飲酒を避ける
塩分が多く含まれる食事や飲酒は避けるようにしてください。これらはむくみが出やすい食品として有名です。
特に脂肪吸引後は、水分代謝が悪くむくみやすくなります。
塩分が多く含まれる食事や飲酒は避けて、代謝を促進する効果があるビタミンB群や亜鉛を摂取するのがおすすめです。
血行を改善するマッサージをする
術後1-2週間辺りから血行を改善するためのマッサージを実施しましょう。血行を良くすることで、固くなった皮膚がほぐれて拘縮期間を短縮できます。
さらに血流が良くなることで、内出血の改善にも役立つのです。
拘縮や内出血に悩む方は、ぜひマッサージをしてみてください。
まとめ
顔の脂肪吸引は、皮下脂肪に吸引管を入れて脂肪を直接除去する手術です。顔周りの脂肪は、自力では取りにくいため確実に除去したい方におすすめです。
ダウンタイム中の症状には、以下の4つがありました。
- 患部の腫れ
- 内出血
- 患部の痛み
- 拘縮してしまう
これらがすべて完治するまでには、半年程度時間がかかります。
しかし、ダウンタイム中でも、1週間あれば日常生活を送れる程度に回復するため長期間の休暇を取る必要はありません。
ダウンタイム中の痛みや症状を軽くしたい方は、今回紹介した適切な過ごし方も参考にしてみましょう。
アリエル美容クリニックでは、顔の脂肪吸引が受けられます。カニューレ法と呼ばれる手吸いの施術にこだわり、顔のバランスに合わせて脂肪を吸引してくれます。
カウンセリングに力を入れており、どんな不安でも相談ができるでしょう。
安心して受診できるクリニックを探している方は、「お問い合わせ」からご相談ください。