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コラム

COLUMN

クマ取りの7つのデメリット!メリットとクマの種類について詳しく解説

監修医師プロフィール

鈴木桂介

アリエル美容クリニック 院長/医師

鈴木桂介

  • 帝京大学医学部医学科 卒業
  • 順天堂大学練馬病院
  • 越谷市立病院
  • 都立大塚病院
  • 大手美容クリニック 川越院院長
  • アリエル美容クリニック開業

「クマ取りには、どのようなデメリットがあるんだろう」と疑問に思っていませんか?

クマ取りの手術にも欠点があり、把握した上で手術しなければ、仕上がりが思っていたものと違うことになりかねません

この記事では、デメリットとメリットについて詳しく解説します。

クマとは

クマ取りとは?
クマとは、目の下に現れる暗い影や色の変化のことを指し、外見に疲れた印象を与えがちです。クマは年齢、生活習慣、遺伝など様々な要因によって引き起こされます。大きく分けて3つのタイプがあります。
眼窩脂肪の突出によるもの、骨格や加齢による凹み、そしてメラニン沈着によるものです。眼窩脂肪の突出は、目の下の脂肪が前に飛び出すことで影を作り、クマとして見える状態です。
骨格や加齢による凹みは、目の周りの骨が突出しているか、皮膚が薄くなり凹んで見えることが原因です。メラニン沈着は、皮膚の色素沈着が原因で、目の下が暗く見える状態です。それぞれのタイプに応じた適切な治療法を選ぶことが、クマの改善に効果的です。

クマの種類

クマは主に以下の3種類に分かれます。

  • 青クマ
  • 茶クマ
  • 黒クマ

青クマは、寝不足の方やストレスが多い方、目を酷使する方に多く見られます。血行が悪くなることで、血液が溜まるため青く透けて見えてしまいます。

茶クマは、色素沈着が原因です。目をこする癖がある方やアイメイクを落とさずに寝る方に出てくることが多いです。

メラニン色素が沈着することで発生します。

黒クマは、目の下の脂肪が浮き出て影になって見える方や、年齢で目の周りが影になっている方に見られます。

クマに合わせて適切な治療を選択しなければ、美容整形手術をしても思った仕上がりにならないこともあるため注意しましょう。

クマの原因(眼窩脂肪の突出、骨格・加齢による凹み、メラニン沈着)

クマの原因は主に3つに分けられます。第一に、眼窩脂肪の突出です。これは目の周りの脂肪が突出することで、影ができてクマのように見える現象です。第二に、骨格や加齢による凹みがあります。年齢とともに皮膚が薄くなり、目の下が凹んで見えるためにクマが目立ちます。最後に、メラニン沈着です。これは色素沈着が原因で、皮膚が暗く見える状態です。これらの原因により、クマの見え方や治療方法が異なります。

クマ取りとは?

クマ取りとは、クマの原因になっているたるみを治療する方法です。黒クマに効果があるとされています

目の下がたるむ原因は、主に加齢です。加齢によって眼球を支えるロックウッド靱帯などが緩み、眼球が下がることで眼窩脂肪が圧迫され、前方に突出します。

また紫外線などのダメージにより、肌のハリが失われることも原因です。

目の下にできたクマは、実年齢よりも老けて見えやすいため、手術を検討する方も多いのです。

クマ取りの目的と効果

クマ取りの目的は、目の下のクマを改善し、若々しく健康的な外見を取り戻すことです。クマがあると、どうしても疲れた印象や老けた印象を与えてしまいます。クマ取りを行うことで、目の下の暗さが軽減され、全体的な顔の明るさが増し、自信を持って日常生活を送ることができます。また、クマ取りの効果として、目元のハリが増し、顔全体のバランスが整うことも挙げられます。

クマ取りの種類と施術方法

クマ取りには様々な種類と施術方法があります。代表的なものには、ヒアルロン酸注入、下眼瞼脱脂術、下眼瞼たるみ取り、ピコレーザートーニングなどがあります。ヒアルロン酸注入は、目の下にヒアルロン酸を注入して凹みを改善する方法です。下眼瞼脱脂術は、眼窩脂肪を除去して目の下の膨らみを解消します。下眼瞼たるみ取りは、たるんだ皮膚を切除して引き締める方法です。ピコレーザートーニングは、レーザーを使ってメラニン沈着を改善します。

クマ取りのメリット

メリットは、以下の7つです。

  • 一度で効果を実感できる
  • 顔全体の印象が改善される
  • 傷跡が目立たない
  • 施術時間が短い
  • 施術方法によってはダウンタイムが短い
  • 効果が半永久的に続く
  • 左右差が出てしまう場合がある

メリットも把握した上で手術を受けるか検討しましょう。

一度で効果を実感できる

クマ取りの施術は、一度で効果を実感できる場合が多いです。特にヒアルロン酸注入や下眼瞼脱脂術などは、施術直後から目元が明るくなり、クマが改善されたことを感じることができます。ただし、効果の持続期間や個人差があるため、適切なアフターケアが必要です。

顔全体の印象が改善される

クマ取りを行うことで、顔全体の印象が大きく改善されます。クマがなくなることで、目元が明るくなり、健康的で若々しい印象を与えることができます。また、クマ取りは目元だけでなく、顔全体のバランスやハリを向上させる効果もあります。

傷跡が目立たない

一時的に目立つ場合もありますが、落ち着いてきたらキズ跡がわかりにくくなります。

裏ハムラ法では、下まぶたの粘膜部分を切開するため、表に傷跡が出てくることはありません

そのため、整形手術をしたことを周りにバレたくないと考えている方におすすめです。

施術時間が短い

クマ取りの施術は比較的短時間で行われることが多いです。例えば、ヒアルロン酸注入は約30分程度、下眼瞼脱脂術も1時間程度で終了します。このため、忙しい人でも比較的気軽に受けることができます。また、ダウンタイムも少ないため、日常生活への影響も少ないです。

施術方法によってはダウンタイムが短い

ダウンタイムは比較的短いと言われています。ダウンタイムが強く出てくるのは術後1〜2週間くらいです

また症状が出てきてもメイクやメガネ、サングラス等で隠せる程度のため、忙しい方でもチャレンジしやすい手術です。

効果が半永久的に続く

効果が半永久的に続くこともメリットの1つです。再生注射での治療法の場合、持続力は個人差があり、継続的な治療が必要になります。

しかしクマ取りの場合は、脂肪を取って治療するため、1回で効果を実感できるのです

脂肪細胞は、再生することが無いため、1度の手術で半永久的な効果が得られます。

左右差が出てしまう場合がある

くま取りの施術後に左右差が出ることは稀ではありませんが、元々の左右差や施術方法、術後の腫れや内出血など、さまざまな要因によって生じることがあります。

左右差を最小限に抑えるためには、経験豊富な医師の施術と、しっかりとしたカウンセリングが不可欠です。また、術後のケアや経過観察も重要で、必要に応じて修正施術を検討することができます。

クマ取りのデメリットと注意点

デメリットは、以下の6つです。

  • 青・茶クマに効果がない
  • 痛みや腫れ・内出血が起こる場合がある
  • ダウンタイムがある
  • 小じわが発生するリスクがある
  • 医師の技術に左右される
  • ハムラ法の場合目の下にキズが残りやすい

まずは上記の欠点を把握して、自分に合った治療法か見てみましょう

青・茶クマに効果がない

青クマや茶クマには効果がありません。そのため、治療を受けるときは、自分がどのクマで悩んでいるのか把握する必要があります

青クマの場合は、十分な睡眠を取ったり、レーザーなどで目の下の血流を良くしたりして改善していきます。

茶クマの場合も、レーザー使った治療がありますが、1回で完全に改善することは難しいため継続的な治療が必要です。

自分がどのクマで悩んでいるのか分からない場合は、カウンセリングの際に医師に聞いてみましょう。

痛みや腫れ・内出血が起こる場合がある

クマ取りの施術には、痛みや腫れ、内出血が起こる場合があります。施術後数日間は、目元に違和感や軽い腫れが見られることがあります。また、内出血が起こることもありますが、多くの場合は時間とともに自然に治まります。これらのリスクを最小限に抑えるためにも、施術後のアフターケアが重要です。

ダウンタイムがある

クマ取りは、ダウンタイムがあるため注意しましょう。ダウンタイム時には、痛みや腫れ、内出血などが出てきます

痛みは麻酔時よりも軽いと感じる方がほとんどで、激しい痛みがある場合でも、処方された鎮痛剤を飲むことで抑えられます。

ダウンタイムの症状は2週間で収まるでしょう。

小じわが発生するリスクがある

クマ取りは、小じわが発生するリスクがあります。特にシワやたるみが多い方に小じわが出てくる可能性があります。

脂肪を除去したことで、皮膚が余ってしまうため新たなしわが出てきてしまうのです。

また目元が乾燥しているときも、小じわが発生しやすくなります。

対策は、脂肪注入を併用したり、ハムラ法で治療するなどがあります

医師の技術に左右される

医師の技術によって仕上がりが左右されることも大きな欠点です。

医師の中には、適切な量の脂肪を除去できず、取り残してしまいたるみが解消しきれないことがあります

また脂肪を取りすぎてしまい、くぼみが目立って悪化したように見えてしまうことも。

医師の技術力を見るためにも、ホームページの症例をよく見ておきましょう。

ハムラ法の場合目の下にキズが残りやすい

ハムラ法の場合、目の下にキズが残りやすい特徴があります。キズが治り皮膚に馴染むまでは、目を引いてしまいます。

まつげの下で切開しますが、肌の状態によってはキズが残ってしまうことも

キズ跡が気になる場合は、別の手術法も検討してみましょう。

クマ取りの種類ごとのメリット・デメリット

クマ取りには様々な種類があり、それぞれの方法には特有のメリットとデメリットがあり、クマのタイプや個々のニーズに合わせた選択が重要です。以下では4つの熊取の施術について紹介します。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入のメリットは、手軽で即効性がある点です。施術時間も短く、ダウンタイムも少ないため、すぐに日常生活に戻ることができます。デメリットとしては、効果が一時的であり、数ヶ月から1年程度で再注入が必要になることがあります。また、過剰な注入や不適切な部位への注入は、不自然な仕上がりになるリスクもあります。

下眼瞼脱脂術

下眼瞼脱脂術のメリットは、長期的な効果が期待できる点です。脂肪を物理的に除去するため、再発のリスクが少なく、目元がスッキリとした印象になります。デメリットとしては、手術が必要なため、施術後のダウンタイムがあり、腫れや内出血がしばらく続くことがあります。また、技術が要求されるため、経験豊富な医師に依頼することが重要です。

下眼瞼たるみ取り

下眼瞼たるみ取りのメリットは、目元のたるみを根本から改善できる点です。皮膚を引き締めることで、クマだけでなくシワやたるみも同時に改善できます。デメリットとしては、手術が必要なためダウンタイムがあり、傷跡が残る可能性もあります。また、施術後のケアが必要で、回復までに時間がかかることがあります。

ピコレーザートーニング

ピコレーザートーニングのメリットは、メラニン沈着を効果的に改善できる点です。肌に優しく、施術後のダウンタイムも少ないため、日常生活への影響がほとんどありません。デメリットとしては、複数回の施術が必要なことや、完全な効果を得るまでに時間がかかることがあります。また、肌質によっては効果が出にくい場合もあります。

クマ取りで失敗しないためのポイント

クマ取りで失敗しないためには、いくつかの重要なポイントがあります。まず、自分のクマのタイプを正確に理解することが必要です。眼窩脂肪の突出、骨格や加齢による凹み、メラニン沈着など、原因に応じた適切な治療法を選ぶことが成功の鍵となります。

次に、信頼性のある医師やクリニックを選ぶことが重要です。スキルと実績のある医師を選ぶことで、施術のリスクを最小限に抑え、満足のいく結果を得ることができます。また、施術後のケアも欠かせません。

適切なケアを行うことで、施術の効果を長持ちさせ、トラブルを防ぐことができます。最後に、生活習慣の見直しも大切です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、ストレス管理など、日常生活でのケアを心がけることで、クマの再発を防ぐことができます。これらのポイントを押さえ、自分に最適な方法でクマ取りを行いましょう。

クマのタイプに合った施術を選ぶ

クマのタイプに応じて、最適な施術方法を選ぶことが重要です。例えば、眼窩脂肪の突出が原因であれば脱脂術、メラニン沈着が原因であればレーザートーニングが適しています。自身のクマのタイプを正確に把握し、それに合った施術を選ぶことで、効果的にクマを改善することができます。

スキル・実績のある医師やクリニックで行う

クマ取りの施術は、医師の技術や経験が大きく影響します。スキルや実績のある医師やクリニックを選ぶことで、リスクを最小限に抑え、満足のいく結果を得ることができます。施術前にカウンセリングを受け、医師の実績やクリニックの評判をしっかりと確認することが重要です。

術後のケアとメンテナンスを適切に行う

クマ取りの施術後は、適切なケアとメンテナンスが重要です。施術後の腫れや内出血を抑えるために、冷やすことが推奨されています。また、施術後の肌を守るために、日焼け止めを使用することや、保湿をしっかりと行うことも大切です。定期的なメンテナンスやフォローアップを行うことで、効果を長持ちさせることができます。術後のケアを怠らずに行うことで、トラブルを防ぎ、最良の結果を得ることができます。

よくある質問

クマ取りに関する、よくある質問は以下の2つです。

  • クマ取りのダウンタイム中はどのように過ごせば良いですか?
  • 手術を受けずにクマを自力で改善する方法

クマ取りのダウンタイム中はどのように過ごせば良いですか?

以下の方法を実践することで、クマ取りのダウンタイム症状を和らげられます。

  • 頭をできるだけ心臓より高くして過ごす
  • しっかりと患部を冷やす
  • 手術後1週間はコンタクトの使用を控える
  • 可能な限り患部に刺激を与えずに過ごす
  • スマホやパソコンによる目の疲労をできるだけ抑える
  • スポーツやサウナなどの体温が上がる行動を避ける

手術を受けずにクマを自力で改善する方法

手術を受けずにクマを改善する方法もあります。まず、生活習慣の見直しが重要です。睡眠不足やストレス、喫煙や過度な飲酒はクマの原因となるため、これらを改善することでクマを軽減できます。また、目元のマッサージや、ビタミンCやEを含むスキンケア製品を使用することも効果的です。これらの方法を組み合わせて、自宅で手軽にクマをケアすることが可能です。

まとめ:クマ取りは効果的だが、デメリットや注意点を理解して適切な施術を選ぶことが重要

まとめ
クマ取りは、目元のクマを改善し、若々しく健康的な外見を取り戻すための効果的な方法です。ヒアルロン酸注入や下眼瞼脱脂術、下眼瞼たるみ取り、ピコレーザートーニングなど、様々な施術方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。施術を受ける際は、自身のクマのタイプに合った施術を選び、スキルと実績のある医師やクリニックを選ぶことが重要です。また、術後の適切なケアとメンテナンスを行うことで、効果を長持ちさせることができます。手術を受けずに自力で改善する方法もありますが、効果を高めるためには継続的なケアが必要です。クマ取りの効果とリスクを十分に理解し、自分に最適な方法を選んで、明るく自信のある毎日を過ごしましょう。

仕上がりにこだわる医師に治療してもらいたい方は「お問い合わせ」からご連絡ください。

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