ハイフと糸リフトはどっちを先に施術すべき?両施術の特徴や違いも併せて解説
顔のたるみに対する施術は、さまざまなものがあります。中でもハイフと糸リフトは、メスを使わないため気軽に施術でき、人気があります。しかし一方で、どちらを先に受けるべきなのかわからない、という人も居るでしょう。
本記事では、ハイフと糸リフトの違いを踏まえて、どちらを先に施すべきか解説します。参考にして、施術の検討に役立ててください。
たるみの主な原因は?
顔のたるみの主な原因は、加齢です。まれに肥満と勘違いされることもありますが、特に太っていなかったとしても、年を取ると顔がたるんできます。
顔の脂肪は、若いときは筋力やハリのある皮膚によって、たるまずに納まっています。しかし年を重ねると筋力がおとろえ、皮膚がハリを失うため、脂肪がたるみとなって表れてしまうのです。
ハイフと糸リフトどっちが先に受けるべき?
ハイフと糸リフトどっちが先かという問題については、ハイフが先である方が無難である、という答えが正確でしょう。
糸リフトを先に行った場合、張った糸に影響が出るのを防ぐため、ハイフ施術は1-2か月ほど後ろにずらす必要があります。しかしハイフが先である場合は、糸リフトに影響を及ぼしません。そのためハイフと糸リフトを同日に行う場合は、ハイフが必ず先になります。
糸リフトを先に行ったからといって、効果に差が出るわけではありません。しかし、ハイフを先にした方が、より安全であることは確かです。
ハイフと糸リフトの比較
ハイフと糸リフトは、顔のたるみに有効という点は共通していますが、施術法やダウンタイムなどはそれぞれ異なります。
ハイフと糸リフトどっちが先の方が良いか、ということを考える前に、それぞれの特徴についても知っておきましょう。
施術と効果の違い
ハイフと糸リフトは、施術法と効果がそもそも異なります。
ハイフは簡単に言うと、超音波を利用して皮下のSMAS層を刺激し、その刺激を利用して肌を活性化させる施術です。たるみだけでなく、肌質改善や毛穴の引き締めなど、さまざまな肌トラブルをカバーできます。
対して糸リフトは、医療用の皮膚に溶ける糸を顔に埋め込み、たるみを物理的に引っ張り上げる施術です。肌質改善効果は多少あるものの、ハイフほどではありません。しかし、たるみを引き上げる力はハイフよりも高く、たるみに対し強い効果が期待できます。
種類
糸リフトの糸にはさまざまな種類があります。当クリニックで用いている糸も1種類ではなく、状況によってさまざまな糸を使い分けますが、いずれも皮膚に溶ける糸です。現在美容整形の世界では、溶けない糸は感染症などのリスクがあるため、主流ではなくなっています。
ハイフの機械も同様にさまざまな種類のものがありますが、当クリニックでは医療用ハイフ機器を、さらに進化させたものを使用します。点ではなく線状に超音波を照射できるだけでなく、細かい部位にも施術可能であり、照射時間も短くすることが可能です。
痛み
ハイフと糸リフトは痛みの種類も違います。ハイフは施術中ちりちりしたような痛みを感じ、施術後は筋肉痛のような重だるい痛みに変化します。
対して糸リフトは、施術中は麻酔をかけるため、痛みを感じません。しかし施術後は糸を埋めた傷が痛み始め、痛み止めが必要な期間が数日続くことになります。
ダウンタイム
ハイフのダウンタイムは、およそ2週間ほどです。ハイフは傷こそできませんが、皮膚の深層に刺激を与えるため、その刺激のダメージがしばらく続きます。
対して糸リフトはダウンタイムが1-2週間ほど続きます。小さいとはいえ傷が顔についてしまうため、回復にその分の時間がかかるのです。傷そのものは小さく、髪の毛で隠れると気にならなくなる程度ですが、内出血が出てしまうこともあります。
ハイフと糸リフトのメリット・デメリット
ハイフと糸リフトはそれぞれメリット・デメリットが異なります。併用して同時施術も可能ですが、あくまで別の施術です。常に1セットとして考えるのではなく、それぞれの特徴を掴んだ上で施術の検討を行いましょう。
ハイフ
ハイフは超音波で皮下のSMAS層膚の深層を刺激し、活性化させる施術です。そのためたるみだけでなく、肌質改善や毛穴の引き締めなど、さまざまな効果が一度に得られます。多くの肌トラブルを抱えており、一挙に解決したいという人におすすめです。
反面それぞれの効果はやや低めであり、一度の施術で劇的に見た目が変わるわけではありません。何度か継続して施術を受けることが前提であり、通院回数が多いのは避けたいという人には適していません。
糸リフト
糸リフトは専用の糸を皮膚に埋め込み、糸の張力を利用してたるみを引き上げる施術です。たるみの引き締め効果が高い一方で、メスを使用しないため傷が小さく、ダウンタイムが短い点がポイントです。糸が皮膚に溶けた後も、皮膚の繊維が残るため半永久的に効果が持続します。
しかし糸リフトは、ハイフほど幅広い肌トラブルをカバーできるわけではありません。たるみが主な悩みであるという場合はおすすめですが、たるみ以外にも沢山の悩みがある場合は、ハイフで多くの問題を一挙に解決した方が良いでしょう。
ハイフと糸リフトはアリエル美容クリニックがおすすめ
ハイフと糸リフトどっちが先が良いかという問題を含め、美容クリニックは優れた技術力と、話しやすいスタッフの雰囲気の2つが必要です。施術を正確に行う腕だけでなく、自分の意見や希望を遠慮なく伝えられる安心感も、良い美容クリニックには不可欠です。
アリエル美容クリニックは、自信を持って「技術力」と「親しみやすさ」の2つの要素をお客様に提供できます。クリニック選びに迷われた際は、ぜひ当クリニックをご利用ください。
まとめ
ハイフと糸リフトどっちが先に行われるべきか?という質問の答えは、「状況に合わせて」が正確な答えとなります。どちらを先に行ったとしても、効果に大きく差が出るというわけではありません。
施術を受けたいタイミングによって左右される問題であるため、まずはどちらを先に行いたいのか?という自分の希望をはっきりさせ、その上でクリニック側と相談しましょう。
記事監修医師プロフィール

アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
帝京大学医学部医学科 卒業
順天堂大学練馬病院
越谷市立病院
都立大塚病院
大手美容クリニック 川越院院長
アリエル美容クリニック開業