顔のたるみの原因はバッカルファット?施術方法や施術リスクも併せて解説
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
バッカルファットに悩む人は多いですが、反面バッカルファットとは何か?どう解決すれば良いのか?ということは知らないという人も、また多いです。
本記事ではバッカルファットの概要や治療法、施術のリスクなどを解説します。
参考にして、不安を解消した状態で施術を受けてください。
バッカルファットとは?
バッカルファットとは、頬の部分にある脂肪のことです。
内側(口の粘膜側)に位置しており、口をすぼめると口腔内に出てくる肉の部分がこれに該当します。
ジョールファット・メーラーファット
ジョールファット・メーラーファットもそれぞれ顔にある脂肪部分の名前です。
ジョールファットは口元横、口角下の部分に位置しています。
メーラーファットは頬骨のあたりに位置する皮下脂肪の一種です。
それぞれ部分的に被っている部分もあるため、きっちりと「ここからここまでがジョールファット」と決まっているわけではありません。
クリニックごとでも範囲の判断に多少の違いがあります。
バッカルファットのデメリット
バッカルファットは、若い頃は顔に対し高い位置についていますが、年齢を重ねるにつれてだんだんと位置が下がってきます。
年をとると顔がたるんでくるのはこれが原因であり、放っておくとさまざまなデメリットが生じます。
マリオネットライン
マリオネットラインとは口の真横にできる、口の端から下に伸びていくようなシワのことです。
人形の口元に似ているため、マリオネットラインと呼ばれます。
口横の脂肪や皮膚がたるみ、下がってくることによってだんだん深くなっていくしわのひとつです。
マリオネットラインが目立ち始めると、老けたような印象が強くなります。
ブルドッグ顔
頬の脂肪が全体的に垂れ下がっている顔つきを、ブルドッグ顔と言います。
マリオネットラインはシワのことですが、ブルドッグ顔は顔つきを指した言葉です。
ブルドッグ顔になると老けた印象だけでなく、どことなく太ったような印象も強まってしまいます。
皮膚のたるみにも要注意
バッカルファットは文字どおりファット(脂肪)のことですが、たるんでいるからと言って必ずしもバッカルファットが原因であるとは限りません。
人によっては皮膚が伸びていることもあるため、クリニックに相談し判別してもらいましょう。
バッカルファットの除去施術
バッカルファットを除去するためには、口内の粘膜を数mm切開し、脂肪を取り除いていきます。
施術には、以下のようなメリットがあります。
- 傷が外から見えない
- ダウンタイムが短い
なお、当クリニックではオプションとして、メーラーファット・ジョールファットの除去施術も受け付けています。
傷が外から見えない
バッカルファットの除去施術は、傷が小さくかつ外から見えないのが魅力です。
口内側から施術を行うため、施術の傷が外から見えることはありません。
傷そのものも小さいため、日常生活で一般的な程度に口を開けたからと言って、外から見えるということもまずないでしょう。
ダウンタイムが短い
傷が小さいとそれに伴い、ダウンタイムも短くなります。
目安としては、1週間程度あれば、ほぼ元通りの見た目になることができます。
しばらくの間少し腫れたり、赤みが出たりことはありますが、親知らずを抜いた後程度の腫れであり、マスクなどで十分隠せます。
また、傷が外側に無いため、メイクは当日から可能です。
バッカルファット除去のリスクは?
バッカルファット除去には、リスクも伴います。そう頻繁にあることではないものの、施術が上手くいかず、きれいに仕上がらなかったというケースは実際に存在します。
もちろん上手くいくことが最善ですが、前もってリスクを知っておくことで、いざという時に落ち着いて対応できます。
脂肪の取りすぎ
バッカルファットは、取り過ぎても頬がこけ、不自然になってしまいます。
確かにたるみの原因になるバッカルファットは、審美上除去した方が良いものです。
しかし、少なければ少ないほど無条件に良い、というわけではありません。
一般的に施術を受ける方が目指すのは、シャープなフェイスラインであり、過度に痩せて見える顔ではありません。
そのため当クリニックでは、脂肪の除去量を慎重に見極め、取りすぎる事の無いよう細心の注意を払っています。
左右差の発現
施術の腕が未熟なクリニックでは、まれに施術の後顔に左右差ができてしまいます。
人間の顔は、元々きっちりと左右対称というわけではなく、多少左右で違っているのが当たり前です。
しかし問題は施術でできた左右差によって、顔が不自然に見えてしまうことです。
もしも施術後に顔に左右差があるなと感じた場合は、再度相談の上、場合によっては再施術が必要です。
元に戻せない
バッカルファットは一度取り過ぎると、元に戻せません。
脂肪を取り除くと、その部分に新たな脂肪がつくことはありません。
上手く仕上がればメリットとなりますが、もしも脂肪を取り過ぎたり左右差が生じたりした場合は、「新たに脂肪をつけなおす事ができない」という点を念頭に入れ、再施術を行う必要があります。
賢いクリニック選びでリスク回避を
バッカルファットの除去でもっとも大切なことは、信頼のおけるクリニック選びです。
実績豊富で腕の確かなクリニックでなければ、施術が上手くできずきれいに仕上がらないという結果になりかねません。
また、実績だけでなく丁寧で優しい態度も重要です。
どの程度脂肪を除去するか?どういった姿が理想なのか?というイメージをクリニックと上手く共有できなければ、施術の腕が確かでも、納得のいく仕上がりにならないからです。
そのためには、話しやすいクリニックである必要があります。
もしもクリニック選びに迷われたら、ぜひ当クリニックで施術をお受けください。
丁寧なカウンセリングと確かな施術で、ご満足いただける仕上がりにしてみせます。
まとめ
バッカルファットは加齢とともに、顔のたるみとなり審美性を低下させてしまいます。
そんなときに頼りになるのが美容整形の施術ですが、クリニックの腕により仕上がりが大きく左右される施術でもあります。
自分に適したクリニックを見つけ、納得の上で施術を受けてください。