顔の脂肪吸引をしても見た目が変わらないという声がある理由は?
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
顔の脂肪吸引をしても、見た目が変わらなかったという声も存在します。
高い費用とリスクを受け入れ施術に臨んだにもかかわらず、思うような成果が手に入らないのには然るべき理由があります。
見た目を変えるために有効な脂肪吸引ですが、人によっては適応がないケースも存在するのです。
外見を変化させるために脂肪吸引を検討する場合、まずは診断を受けて自分に適応があるかどうかを調べる必要があります。
なぜ見た目が変わらないのか、どうすれば理想通りの結果を得られるのか、様々な側面を見ていきましょう。
顔の脂肪吸引はどの程度吸引する?
お腹や太ももなど、脂肪量が多い部位であれば1000cc以上の吸引も普通のことですが、顔の場合は30〜100ccの範囲内であることが多いです。
本人の体型によって脂肪量は異なるため、顔に丸みがある人ほど吸引可能な量も多くなります。
見た目で判断する訳ではなく、医師が触診したのちに、どの程度脂肪が取れるか、どのようなデザインが好ましいかと予想できます。
脂肪吸引が可能な部位
顔の脂肪吸引が可能な部位は、頬・顎下・ほうれい線上などです。
実際には頬と顎下を中心に行うケースが多いでしょう。
体の他の部位に行う吸引と違い、量が少ないので体への負担は軽く、ダウンタイムも少ない傾向があります。
顔の脂肪吸引をしても見た目が変わらない理由
脂肪吸引後に見た目が変わらないという声が挙がる理由には、以下のケースが考えられます。
- もともとの脂肪量が少ない
- 脂肪の吸引量が少ない
- 術後の腫れ・むくみが引いていない
この3つのケースは適切な対処をすることによって、防げる可能性のあるものです。
もともとの脂肪量が少ない
もともとの脂肪量が少ない人の場合、吸引量にも限りがあります。
逆に痩せ型の人は、もともとの脂肪量が少ないため、吸引量が30cc未満になることもあるでしょう。
では痩せ型の人に吸引しても見た目は変わらないのか?というとそうではなく、バランスよく適量取ることによって変化があらわれます。
脂肪の吸引量が少ない
脂肪の吸引量が少なければ、当然見た目にもあまり変化はあらわれません。
ただし吸引しすぎると凹凸や色素沈着、あるいは皮膚のたるみを引き起こすことがあります。
特に顔は繊細な部位なので、必要以上に脂肪を取らないよう注意していたら、結果として吸引量が少なくなってしまった、というケースも考えられるでしょう。
正確な吸引量を行うためには、医師の技量と丁寧な施術が求められます。
術後の腫れ・むくみが引いていない
術後は患部が炎症を起こし、腫れが目立つ状態です。
また腫れが引いてもむくみの状態は残っていることがあります。
術後に副作用の状態が落ち着き、見た目が細くなったことを感じるまでにには約1ヶ月かかります。
見た目があまり変化していないと感じても決して焦らず、回復期間が終わるまでケアをしながら過ごしましょう。
顔の脂肪吸引で見た目を細く変えるには
顔の脂肪吸引で見た目を細くするためには、結局のところ信頼できる医師およびクリニックを頼ることが肝心です。
顔への脂肪吸引の目的はフェイスラインを引き締め、若々しい小顔を実現させるものですが、実力や意識が伴っていないと満足のいく成果を生み出すことはできません。
しっかり脂肪を取ってくれるクリニックを選ぶ
しっかり脂肪を取ってくれるクリニックを選ぶ、とはいっても初めて訪れるクリニックであれば、医師の腕がどの程度なのか判別できません。
顔の脂肪吸引の症例数が多く、評判と口コミの良いクリニックであれば、技術レベルが高いと判断できます。
まずは候補に入れるのみに留め、実際足を運んだのちに検討しましょう。
時間をかけて丁寧に施術してもらう
脂肪吸引では時間の早さを売りにしているクリニックも存在しますが、満足のいく結果を得るためには、時間をかけて丁寧に施術してもらうことが重要です。
顔は非常に繊細な部位なので、たとえ数ccでも吸引の調整がうまくいかなければ、見た目にも不都合が生じる可能性があります。
術後に腫れやリスクを抑えるための圧迫をする
術後はフェイスバンドを使って固定することで、腫れ、むくみ、内出血といった症状を抑えられます。
フェイスバンドによる圧迫は2〜3日の間はすることが望ましく、もし装着していなければ副作用の症状はひどくなるばかりか、仕上がりにも影響を与えるため注意しましょう。
そのため当院では最低でも2日間は持続的な圧迫をお願いしています。
事前のカウンセリングでゴールを共有する
施術を行う医師と患者での視点では、施術後の変化の予想に意識差が生じます。
そのためカウンセリングの段階で脂肪吸引のゴールを設定、共有することが大切です。
丁寧なカウンセリングしてくれる医師であれば、その分安心して施術に臨めるでしょう。
見た目を細くするにはバッカルファットの除去もおすすめ
バッカルファットの除去も、見た目が細くなるためおすすめです。
バッカルファットは、こめかみと頬の間に位置する脂肪細胞で、皮下脂肪の下にある層で構成されています。
若い年齢の頃であれば頬骨から近い場所で保たれますが、加齢によって位置が徐々に下がり、頬にたるみが発生します。
バッカルファットを除去する利点
通常であればダイエットをしても、頬の脂肪はなかなか落ちることはありません。
バッカルファットを除去する利点は、小顔効果が期待できるだけでなく、将来的なたるみの予防にもつながることです。
また口の中から除去するので、傷跡が残る心配もありません。
アリエル美容クリニック大宮院は顔の脂肪吸引にこだわります
アリエル美容クリニックのこだわりは「吸引方法」「道具の使い分け」「フェイスバンドによる持続的な圧迫」です。
顔の脂肪吸引は手動で行うシリンジ法を採用しており、吸引機では調整できない繊細な調整が可能です。
0.1CC単位での丁寧な吸引を慎重に行うことで、美しいフェイスラインを作り出します。
また一人ひとり骨格や脂肪のつき方には違いがありますが、複数のカニューレを使い分けることで、高い効果を引き出せます。
ただし満足のいく施術をしても、フェイスバンドでの外圧迫をしていなければ理想的な結果を得られないばかりか、血腫などのリスクを引き起こすため注意が必要です。
そのため当院では最低2日間は持続的な圧迫をお願いしており、もしご承諾いただけない場合には施術をお断りすることもあります。
顔の脂肪吸引に関するこだわりが多い理由は、すべてのお客様に満足してもらいたいためです。
顔の脂肪吸引は見た目が変わらないという声の真相
顔の脂肪吸引は見た目が変わらないという理由の多くは、脂肪の吸引量が少ないことが挙げられます。
顔は他の部位に比べて脂肪細胞の量が少ないため、わずか数CCの取り残しが全体的なバランスに影響を与えます。
脂肪吸引で美しいフェイスラインを作り上げるには、技術が高く丁寧な施術を行ってくれる医師を頼ることが大切です。
仕上がりを保つためにも、術後の2〜3日間はフェイスバンドで圧迫固定をしましょう。