二重の調子が悪い原因と効果的な対処法
監修医師プロフィール

アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
「二重だけど線が薄い」「二重の日もあるけれど一重の日もある」と悩んでいませんか?
二重が不安定だと上手くメイクができなかったり、自信を持てなかったりなど悩みの種になってしまいます。
本記事では二重が不安定になる理由や、二重整形で解決するメリットについて解説します。
参考にして、安定した二重を手に入れる助けにしてください。
二重が安定しない原因
二重が安定しない原因は、以下のとおりです。
- まぶたのむくみ
- 自律神経の乱れによる眼瞼挙筋の調節不良
- 元々二重の線が薄い
- 眼瞼下垂
- まぶたが厚い
- まぶたをこする癖
前述しましたが、二重ができる理由は、筋肉がまぶたの裏まで伸びており、内側から引っ張る力を加えているためです。
したがって二重が安定しない原因は、上記の仕組みのどこかに弱い点があるためと考えられます。
まぶたのむくみ
むくみは二重が安定しない大きな要因の一つです。まぶたが腫れた状態になると、二重のラインが変わりやすくなり、朝起きたときに二重が不安定になることがあります。むくみが頻繁に起こると、二重が継続的に変わりやすく、二重の線がくっきりしなくなることがあります。
体調不良によるもの
体調が悪化すると、身体の水分バランスが崩れ、まぶたにむくみが生じやすくなります。風邪やアレルギー、ホルモンバランスの乱れなどが原因となることが多く、特に体内のリンパの流れが悪くなることで、むくみが発生します。体調を整えることで、むくみが軽減され、二重の安定が向上します。
寝不足などの疲労によるもの
睡眠不足やストレスが蓄積すると、まぶたにむくみが現れやすくなります。睡眠が十分に取れていないと、血液やリンパの流れが滞り、まぶたが腫れぼったくなり、二重の調子が不安定になることがあります。規則的な睡眠を心がけることで、むくみを予防できます。
自律神経の乱れによる眼瞼挙筋の調節不良
睡眠不足やストレスが蓄積すると、まぶたにむくみが現れやすくなります。睡眠が十分に取れていないと、血液やリンパの流れが滞り、まぶたが腫れぼったくなり、二重の調子が不安定になることがあります。規則的な睡眠を心がけることで、むくみを予防できます。
元々二重の線が薄い
元々二重の線が薄い人もいます。
筋繊維の癒着が弱めである場合などが当てはまり、引っ張られている為線はできていても、強い力ではないのでラインがぼやけてしまうのです。
元々線が薄い人は、ちょっとした体調の変化などですぐに線が消えてしまい、日によって一重だったり二重だったりと安定せず、悩んでいる人が多いです。
また、メイクに時間を取られがちでストレスを抱えている人も少なくありません。
残念ながらセルフケアで線を濃くすることは困難であるため、二重整形による対策をおすすめします。
眼瞼下垂
眼瞼下垂は、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)が弱まり、まぶたが十分に上がらなくなる症状です。この状態が進行すると、二重がしっかりと定着せず、左右の目の大きさが違って見えることがあります。眼瞼下垂は手術によって改善でき、二重の安定性が向上します。
まぶたが厚い
まぶたが厚い人も、二重が不安定になりがちです。
まぶたが厚いと相対的に皮膚を引き込み、二重のラインを作る力が弱まるためです。
まぶたが厚い人の多くは、生まれつきです。
一部肥満が原因でまぶたが厚くなっており、痩せることで多少二重が安定しやすくなる人も居ますが、大半は遺伝が原因でありセルフケアでの解決は困難です。
人よりまぶたが厚めな自覚がある人は、ぜひ二重整形による二重ラインの安定を検討してください。
まぶたをこする癖
まぶたを頻繁にこする習慣があると、皮膚が伸びたりたるんだりして、二重の線が薄くなることがあります。特にアレルギーや乾燥によって目をこすることが多い人は注意が必要です。まぶたをこすることを避け、目元の保湿を心がけることが大切です。
二重を安定させる方法
二重を安定させるためには、日常のケアや生活習慣を見直すことも役立ちます。また、整形手術を検討する場合も、適切な施術方法を選ぶことが重要です。
生活習慣の改善
日常生活の習慣を改善することで、むくみを軽減し、二重を安定させることが可能です。特に、適度な運動やバランスの取れた食生活は、血流やリンパの流れを良くし、まぶたのむくみを防ぎます。また、規則正しい睡眠とストレスを減らすことで、自律神経を整え、目の筋肉の働きを良くすることができます。
適度な運動と規則正しい生活
適度な運動は、全身の血液循環を促進し、むくみの原因となる余分な水分を排出する効果があります。また、規則正しい生活を送ることは、自律神経を安定させ、まぶたの筋肉の働きを正常に保つために重要です。日々のストレッチやウォーキングなど、無理のない運動を取り入れることが推奨されます。
むくみ解消のための食事改善(カリウム摂取など)
塩分の摂取を控え、カリウムを多く含む食材を積極的に摂取することで、体内の水分バランスを整え、むくみを予防できます。カリウムが豊富な食材には、バナナ、アボカド、ほうれん草などがあり、これらを日常的に取り入れることで、まぶたのむくみも軽減され、二重がより安定する効果が期待されます。
ホットタオルで老廃物の排出を促す
ホットタオルをまぶたに当てることで、血行を促進し、まぶたに溜まった老廃物を排出させる効果があります。温めることでリンパの流れが改善され、むくみが取れやすくなり、二重のラインがはっきりと現れるようになります。毎日のスキンケアにホットタオルを取り入れることは、手軽で効果的な方法です。
アイプチやアイテープの使用
アイプチやアイテープを使うことで、一時的に二重を形成することが可能です。貼るだけで簡単に二重瞼を作れるアイプチやアイテープですが、リスクも存在します。アイプチやアイテープで二重幅を作ろうとすると、将来「埋没法」で二重を作ったとしても綺麗な二重を作れなくなる可能性があるため、使用する際には注意しましょう。
二重整形の検討
二重が安定しない状態が長期間続く場合、整形手術を検討することも一つの選択肢です。埋没法や切開法といった手術法がありますが、それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合った施術方法を選ぶことが大切です。専門医との十分なカウンセリングを行い、理想の二重を実現するための最適な手術を選びましょう。
二重整形の種類とメリット
二重整形にはいくつかの方法があり、それぞれに特徴があります。それぞれの方法とメリットについて紹介します。
埋没法
埋没法は、糸を使ってまぶたに二重のラインを固定する手術法で、比較的短時間で施術が終わり、ダウンタイムも少ないため人気のある方法です。また、元に戻せるというメリットがあるため、手軽に二重整形を試したい人に向いています。埋没法は、腫れや内出血が少ないため、翌日から日常生活に戻ることができるケースが多いです。
ダウンタイムが短い
埋没法は切開法に比べてダウンタイムが非常に短く、施術後も大きな腫れや痛みが少ないため、手軽に受けられる施術として人気です。多くの場合、術後1週間以内で腫れが引き、普段通りの生活を送ることができます。
元に戻せる
埋没法は糸で固定するため、後から二重を元の状態に戻すことが可能です。結果に満足できなかった場合や、別のデザインに変更したい場合も、修正できるという点で安心感があります。
施術時間が短い
埋没法は施術時間が短く、30分ほどで終了することが多いため、忙しい方でも手軽に受けられる整形です。また、麻酔を使用するため、痛みもほとんど感じることがありません。
気軽に受けられる
埋没法は手軽に二重を目指せるため、初めての二重整形を考えている方にもおすすめです。比較的費用も抑えられ、短時間で施術が終わるため、整形に対する不安が少ない施術方法です。
切開法
切開法は、まぶたを切開して二重を作る方法です。この方法は皮膚を切開し癒着を促すため、元に戻ってしまう可能性がある埋没法とは違い、半永久的な効果が期待できます。また、デザインの自由度が高いため、理想的な二重を目指すことができます。ただしダウンタイムが長く、まれに傷跡が残るリスクがあるため、十分なカウンセリングが必要です。切開法は特にまぶたが厚い方や、しっかりとした二重を希望する方に向いています。
効果が長持ち
切開法は、一度施術を行うと半永久的な効果が期待できる点が大きなメリットです。まぶたの皮膚を切開して二重のラインを固定するため、埋没法のように糸が外れてしまう心配がありません。さらに、切開法は特にまぶたが厚い方や、しっかりとした二重を希望する方に適しており、長年にわたり理想の二重を保つことができます。
好みのデザインが可能
切開法では、まぶたの切開部分や二重のラインを自由にデザインすることができるため、個々の顔立ちや希望に合わせた仕上がりを目指せます。医師としっかりとカウンセリングを行い、希望のラインや形状を決めることで、より理想的な二重を手に入れることができます。
目頭切開
目頭切開は、目頭部分を切開することで目を大きく見せ、目元の印象を変える整形方法です。この手術は、目の横幅を広げる効果があり、目が小さい、または離れ目に悩んでいる方に適しています。また、目頭切開と二重整形を組み合わせることで、よりはっきりとした目元に近づけ、バランスの取れた美しい仕上がりを目指すことが可能です。
二重整形のデメリットと注意点
二重整形には多くのメリットがありますが、同時にデメリットや注意すべき点も存在します。手術方法によっては、ダウンタイムが長かったり、修正が必要になる場合があるため、慎重に検討することが重要です。
埋没法
埋没法は手軽で短時間で行える二重整形ですが、デメリットとしては糸が外れやすいことが挙げられます。また、まぶたの状態によっては、希望するデザインが限られる場合もあります。
取れやすい
埋没法は糸で二重を固定するため、何らかの理由で糸が外れてしまうことがあります。まぶたを頻繁にこする癖がある方や、目元に負担がかかる日常生活を送っている場合は、埋没法が取れやすくなるリスクがあります。糸が取れた場合は、再施術が必要になることもあります。
デザインが限られる
埋没法は、まぶたの脂肪の厚さや状態によって、希望するデザインが限られることがあります。まぶたが厚い方や脂肪が多い方は、施術の難易度や糸の持ちに影響する可能性がありますが、術式次第では、施術することが可能です。
切開法
切開法は、ダウンタイムが長いというデメリットもあります。また、まれに傷跡が残る可能性もあるため、術後のケアが非常に重要です。切開法を選択する場合は、十分なカウンセリングを行い、ダウンタイムやリスクについて理解した上で施術を受けることが推奨されます。
ダウンタイムが長い
切開法は、まぶたを切開して二重を作るため、術後の腫れや内出血が長期間続くことがあります。ダウンタイムは1週間から1ヶ月程度と長くなることが多く、日常生活に戻るまでには時間がかかるため、スケジュールの調整が必要です。
傷跡が残る可能性
切開法では、まぶたを切開するため、まれに傷跡が残るリスクがあります。通常、時間が経過するにつれて目立たなくなりますが、体質やケア次第では傷が完全に消えないこともあります。術後のケアや医師の技術力が、傷跡を最小限に抑えるために重要なポイントとなります。
二重整形に適したまぶたのタイプ
二重整形に適したまぶたのタイプは、まぶたの厚みや脂肪の量、眼瞼下垂の有無などによって異なります。まぶたが薄い方や脂肪が少ない方は、埋没法が適している場合が多いです。一方で、まぶたが厚い方や、しっかりとした二重を希望する方は、切開法が向いていることが多いです。しかし、術式内容によっては、まぶたの厚い方も埋没法での施術を行うことができます。また、眼瞼下垂がある場合は、その治療を行うことで二重がより安定することもあります。
不安定な二重を改善するにはアリエル美容クリニック大宮院で
不安定な二重を改善したい方は、ぜひ当クリニックで二重整形をお受けください。
当クリニックではアリエルクイックループと呼ばれる、独自の手法を採用しています。
くっきりした二重の実現と共に、体へのダメージを減らし、ダウンタイムの短期化を実現します。
【まとめ】安定した二重の実現には二重整形がおすすめ
二重が安定しない原因として、むくみや眼瞼下垂、生活習慣などが挙げられます。これらの原因に対処するためには、適切なケアや生活習慣の改善が重要です。また、二重整形を検討する場合は、埋没法や切開法といった選択肢がありますが、それぞれのメリットとデメリットを理解し、十分なカウンセリングを受けることが大切です。自分のまぶたの状態や希望する仕上がりに合わせて、最適な施術を選びましょう。
二重が不安定で悩む人は少なくありません。
安定した二重になるには、原因を知って対策を打つ必要がありますが、特におすすめな対策は二重整形です。
二重整形を行うと、くっきりと安定した二重が期待できます。