鼻プロテーゼにトラブルが起きた際のメンテナンス方法を詳しく紹介!
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
鼻プロテーゼは、鼻筋の高さを出すことができる施術です。
鼻の高さが整うことで、正面や横から見た際の印象も大きく変わります。
一般的にプロテーゼは、経年劣化はしませんが、なかにはトラブルが生じる可能性があります。
トラブルが生じた際には、プロテーゼを入れ替えるなどのメンテナンスを受けなくてはなりません。
本記事では、鼻プロテーゼのメンテナンスについて詳しく解説します。
鼻プロテーゼを検討している方やメンテナンスに迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
鼻プロテーゼとは?
鼻プロテーゼ(隆鼻術)とは、シリコン性のプロテーゼを鼻に挿入することで、鼻を高く見せたり、理想の鼻筋を形成したりすることのできる施術です。
プロテーゼは、希望の高さや細さに合わせてオーダーメイドで形成するため、理想の鼻を手に入れられます。
またヒアルロン酸などとは異なり、体内に吸収されないため、半永久的に効果を期待できるのもプロテーゼの特徴です。
鼻プロテーゼは、一般的に鼻の穴の中を切開したところからプロテーゼを挿入します。
顔表面に傷ができることはありません。
ダウンタイムは、腫れや痛み、内出血などが1-2週間程度続きます。
鼻プロテーゼによるトラブル
冒頭でもお伝えした通り、医療用シリコンで形成された鼻プロテーゼは経年劣化はしません。
しかし、術後に下記のようなトラブルが起こる可能性があります。
- プロテーゼがずれる
- プロテーゼが透ける
- 凹凸が目立つ
- プロテーゼが飛び出す
- 感染症にかかる
万が一、術後に異変が生じた際に対応できるよう、トラブルについて理解しておきましょう。
プロテーゼがずれる
プロテーゼは、挿入時に適切な場所に留置できるよう施術を行います。
しかし、誤った位置にプロテーゼが挿入されると、時間経過とともに位置がずれてしまう可能性があります。
徐々に押し上げられて、違和感を抱くケースが多いようです。
ボクシングなど鼻に強い刺激が加わることでズレてしまうケースもあります。
プロテーゼが透ける
基本的にプロテーゼは、骨と骨膜の間に挿入します。
しかし、医師のスキル不足などなんらかの原因によって皮下に挿入されると、透けてしまうことがあり得ます。
凹凸が目立つ
プロテーゼを入れた部分に凹凸が生じるといったトラブルもあります。
この症状は、プロテーゼの周りが石灰化することで発生します。
体がプロテーゼを異物だと判断し、防御反応としてコラーゲンが異物を包み、その結果石灰化するのです。
稀なケースではありますが、プロテーゼ本体が劣化し、変形することで凹凸が生じる場合も想定されます。
プロテーゼが飛び出す
体がプロテーゼを異物だと判断し、体外に排出するためにプロテーゼが皮膚を破って飛び出してしまうケースも存在します。
しかし、この症状は、鼻先までを覆うL字型プロテーゼを挿入した際に見られる症状です。
L字型プロテーゼは、2000年代ごろまでは使われていましたが、現在ではI型プロテーゼが主流になっています。
I字型プロテーゼは、鼻から飛び出すリスクは低いとされています。
プロテーゼが鼻から飛び出す際は、鼻の痛みや腫れ、熱感などが前兆として発生する傾向があるため、L字型プロテーゼを入れているからは注意しましょう。
感染症にかかる
稀になんらかの原因によって、感染症を起こすケースがあります。
感染症を起こすと鼻や頬が腫れあがったり、鼻から膿が出てきたりなどの症状がみられます。
感染症は、施術を受けた人だけでなく、術後何年も経過している人も発症する可能性があるのが特徴です。
もし鼻や頬がはれたり、膿が出たりなどの症状がみられた場合は、速やかにクリニックへ相談しましょう。
鼻プロテーゼにトラブルが起きた際のメンテナンス方法
万が一、鼻プロテーゼにトラブルが起きた場合は、メンテナンスを受けなくてはなりません。
放置しておくと重度な症状に繋がりかねないため、少しでも異変を感じたらクリニックに相談しましょう。
主に鼻プロテーゼのメンテナンス方法は、下記があげられます。
- プロテーゼを抜去する
- プロテーゼを入れ替える
2つのメンテナンス方法について詳しく解説していきます。
プロテーゼを抜去する
感染症や位置がずれるなどした場合は、プロテーゼを抜去します。
一般的にプロテーゼを抜去する場合は、術後から6ヶ月経過していないと受けられません。
しかし、感染症などの重篤なトラブルの際は、すぐに抜去を行います。
抜去をすると挿入時と同様にダウンタイムが伴います。
1週間程度は強い腫れが生じ、もとの状態に戻るまでの期間は1ヶ月程度です。
メイクや洗顔などの開始時期は、クリニックによって異なるため、カウンセリングの際に確認しておきましょう。
プロテーゼを入れ替える
プロテーゼを抜去したあとに、新しいものを挿入するメンテナンス方法です。
プロテーゼが変形した場合などは、入れ替えるケースが多い傾向があります。
基本的に鼻プロテーゼの抜去・挿入は、同時期に行えます。
しかし、クリニックによっては感染リスクを下げるために、2~3カ月後に再手術を行うケースもあるようです。
また「鼻は高くしたいけれど、プロテーゼは受けたくない」といった方には、ヒアルロン酸注入など他の施術で対応できる可能性もあるため、一度医師に相談するのがおすすめです。
鼻プロテーゼはアリエル美容クリニック大宮院にお任せください
鼻プロテーゼを検討している方は、アリエル美容クリニック大宮院へお越しください。
当院には、鼻整形の症例や実績が豊富な医師が施術を担当します。
鼻整形は、鼻だけではなく、顔全体のバランスを見てデザイン・施術を行わなければなりません。
当院では、顔全体のバランスを見ながら希望や理想を叶えられるよう、施術を提案いたします。
また当院では、術後に不安や気になることがある場合は、何度でも無料でご相談いただけます。
美容整形初心者の方でも安心してダウンタイムを過ごせるような環境を整えておりますので、リラックスしてご来院ください。
なお当院では、公式サイトや電話よりカウンセリングの予約を受け付けています。
鼻プロテーゼを検討してる方は、ぜひ一度ご相談ください。
【まとめ】鼻プロテーゼのトラブルは早急にメンテナンスを受けよう
万が一、鼻プロテーゼを受けた後にトラブルが生じた場合は、早急にメンテナンスを受ける必要があります。
放置していると重篤な状態に陥る可能性もあるため、早めに相談することが大切です。
また鼻プロテーゼに異変がない場合は、メンテナンスを受ける必要はありません。
基本的にプロテーゼは経年劣化する可能性は低いとされています。
リスクや副作用が気になる方は、一度クリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。
アリエル美容クリニック大宮院では、鼻プロテーゼを始めとするさまざまな鼻整形を実施しています。
トラブルが生じないよう細心の注意を払って施術を行いますので、安心してご来院ください。
スタッフ一同お待ちしております。