顔の脂肪吸引のやり方とは?流れやよくある質問を解説
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
手っ取り早く小顔を目指せる顔の脂肪吸引。
施術を受けるにあたって知っておきたいポイントは多くありますが、そのなかでも施術方法や流れは特に理解しておきたい部分です。
本記事では、顔の脂肪吸引のやり方や流れについて解説します。
参考にして具体的なイメージを掴み、施術前の疑問や不安を解消する助けにしてください。
顔の脂肪吸引とは?
顔の脂肪吸引とは、脂肪層にカニューレを挿入し、脂肪を吸引して除去する美容医療です。
一度除去した脂肪細胞は元に戻らないため、リバウンドしにくいといった特徴があります。
一方で高い技術力が要求されるメニューでもあるため、信頼のおけるクリニックを慎重に選んだ上で施術を受けるのがおすすめです。
脂肪吸引のやり方と流れ
脂肪吸引のやり方と流れは、以下のとおりです。
- カウンセリングとデザイン
- 麻酔
- カニューレ挿入
- 吸引
- ダウンタイム・アフターケア
基本的な流れは多くのクリニックで共通していますが、カウンセリングやアフターケア方法が左右する可能性があります。
カウンセリングとデザイン
まずはカウンセリングとデザインを行います。
カウンセリングでは悩みについて話を聞くだけでなく、脂肪吸引が可能な状態かどうかの医療的診断も行います。
アレルギーや持病など、気がかりがある場合は必ず施術前に相談してください。
カウンセリングと同時に、具体的な仕上がりのデザインも行います。
最終的にどこから脂肪を取り、どのような仕上がりを目指すか、クリニックとすり合わせをしていきます。
麻酔
脂肪吸引に移る前に麻酔をしっかり効かせます。
そのため、施術を受ける側は術中痛みを感じません。
一般的に麻酔は静脈麻酔を使用します。
点滴から麻酔薬を注入し徐々に眠くなる方法です。
同時に笑気麻酔も併用することで鎮痛・鎮静効果が高まり痛みを感じにくくなります。
また局所麻酔も行います。
麻酔に関してはクリニックごとにやや方針が異なりますが、いずれにしても術中痛みを感じない点は共通です。
カニューレ挿入
麻酔が効いたのを確認したら、カニューレの挿入です。
カニューレを皮膚内に入れることで、脂肪を吸いだしていきます。
カニューレを挿入する際は、わずかな切開が伴います。
しかしカニューレを挿入するのに必要な分だけであり、大きな傷にはなりません。
また具体的な切開箇所は主に耳の裏付近です。
髪で簡単に隠れるため、外から見て目立つわけではありません。
傷の心配を過度にする必要はないでしょう。
吸引
カニューレを挿入したら、吸引を開始します。
吸引方法はクリニックごとに方針が異なっており、機械で吸引するケースもあれば、手作業で吸引する院もあります。
当クリニックは機械を使わず、手で吸引する方針を取っています。
お客様一人一人のこだわりに合わせたオーダーメイドなデザインを実現するために、手吸いで細かく細部までこだわって吸引していくためです。
また同じ所から吸引し続けるとバランスが悪くなってしまうため、カニューレの位置を適宜調節しながら、バランスよく脂肪を取っていきます。
当クリニックでは直線的に脂肪を取らず、格子状に吸引していくことで、より自然な仕上がりを実現しています。
ダウンタイム・アフターケア
アフターケアは施術と同レベルの重要さを持っており、おろそかにすると仕上がりの美しさに悪影響を及ぼしかねません。
そのため、クリニックの指示には従う必要があります。
アフターケアの指示はクリニックごとに異なるため、注意して聞いておきましょう。
たとえば当クリニックでは、3日以上の圧迫バンドの着用を義務付けています。
近年、ダウンタイムが無い顔の脂肪吸引・圧迫バンド不要を謳っているクリニックがありますが、脂肪吸引をする以上実際はダウンタイムもあり、安易に圧迫をしないことは仕上がりが悪くなるだけでなく、術後のリスクも高まります。
術後の経過までしっかりみてくれるクリニックを選ぶことをお勧めします。
脂肪吸引のやり方についてよくある質問
当クリニックにおける脂肪吸引のやり方について、よくある質問は以下のとおりです。
- なぜ吸引を手で行うのですか?
- 圧迫バンド無しで施術はできませんか?
- ダウンタイム中の注意点はどんなものがありますか?
クリニックが変わればやり方も少しずつ変わり、それに伴って疑問も変化するでしょう。
いずれにしろ、疑問を抱えたまま施術に進むのは良くありません。
施術前にクリニックに相談し、疑問を解消しておいてください。
なぜ吸引を手で行うのですか?
当クリニックにおいて脂肪吸引を手作業で行うのは、より繊細な微調整を可能にするためです。
機械で吸引を行うと、微細な取り過ぎや取り残し、取りムラが発生しやすくなります。
しかし手作業で吸引すれば、吸引力の強さや量が絶えず調整でき、仕上がりがより美しくなるのです。
ささいな違いですが、顔においてはささいな違いが大きな印象の変化を生むため、当クリニックは手での吸引にこだわっています。
圧迫バンド無しで施術はできませんか?
当クリニックにおいて、圧迫バンド無しの施術はできません。
当クリニックでは、圧迫バンドの有無が脂肪吸引後の仕上がりの美しさに、大きな影響を与えると考えています。
そのため、施術後顔への圧迫バンド装着を義務づけています。
いずれは外せるようになりますが、最低でも3日間はつけてください。
圧迫バンドを付けられない方は、止むを得ず施術をお断りする場合があります。
ご了承ください。
ダウンタイム中の注意点はどんなものがありますか?
脂肪吸引のダウンタイム中は、以下の点に気を付けましょう。
- 飲酒・激しい運動・長時間の入浴・サウナなどは避ける
- 患部を刺激しない
- 横になる際はできるだけ仰向けに
- 異変があればクリニックに相談を
飲酒や激しい運動などが禁じられるのは、血流が良くなりすぎるのを防ぐためです。
施術直後に血行が良くなると、傷が開いてしまうケースがあるため、少なくとも傷が完全に塞がるまでは止めましょう。
顔の脂肪吸引はアリエル美容クリニック大宮院がおすすめ
顔の脂肪吸引をご希望の方は、ぜひアリエル美容クリニック大宮院にお越しください。
当院はよりきれいな仕上がりのために、さまざまなこだわりを持ち、お客様の美をサポートしています。
きれいになりたい、結果を出したいとお考えの方は、まずカウンセリングで詳しい話を聞かせてください。
【まとめ】顔の脂肪吸引のやり方はクリニックごとに少しずつ異なる
顔の脂肪吸引のやり方は、クリニックごとに少しずつ異なります。
大まかな流れは共通していますが、細かい部分にはクリニックごとの方針やこだわりが反映されているためです。
仕上がりの美しさを求めるのであれば、よりこだわりが見えるクリニックを選びましょう。
顔の脂肪吸引は、お客様に痛みなどの負担を与えないように、かつ脂肪の取り過ぎや取りムラが無いように、細心の注意を払いながら進められます。
自身で具体的な流れやポイントを押さえておくと、さらに安心して施術に進めます。