ダーマペンで毛穴の状態が悪化することはある?効果や改善のポイントを紹介
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
毛穴が開く原因は、毛根の中に古い角質や皮脂が角栓となって蓄積されることから始まります。
角栓が溜まると毛根を押して大きくする働きが強まり、結果として毛穴の開きが目立つからです。
ダーマペンによる施術は毛穴の開きに対しても大きな効果が期待できます。
治療によって傷が治る過程で「コラーゲン」や「エラスチン」などのタンパク質の生成が促進され、張りのある肌へと生まれ変わります。
では毛穴が悪化する理由はなぜか?ほとんどのケースが間違った方法のまま自ら行なった結果です。
詳しく見ていきましょう。
ダーマペンは毛穴の悪化には繋がらない
ダーマペンは毛穴の状態悪化には繋がりません。
ただし知識や技術、経験が伴わない場合は、その限りではありません。
たとえば不衛生な環境で施術を行なったり、ダウンタイム中の過ごし方が悪かったりした場合は毛穴の悪化へと発展することも考えられます。
施術には医療機関を利用し、きちんとアドバイスに従っているのなら何も心配することはありません。
実際は状態改善の効果が高い
実際にはダーマペンは毛穴の状態改善を促します。
人によって肌の状態が違うため個人差はありますが、毛穴が引きしまり、継続するごとに効果が高まります。
毛穴が目立たなくなると共に、たるみを帯びてきた皮膚がなめらかになり、本来持っていた肌質を取り戻せるでしょう。
悪化した毛穴にダーマペンがもたらす効果
ダーマペンはアメリカFDA(Food and Drug Administration)に認定されている、医療機器を用いた安全性の高い治療法です。
悪化した毛穴にどのような効果をもたらすのか、なぜ改善へと導くのかの理由を解説します。
本来の再生能力が働きだす
自然治癒力は本来全ての人が持っている能力です。
加齢と共に再生力が衰え、ターンオーバーの周期が遅くなることによって様々な肌トラブルが発生します。
ダーマペンの施術によって本来の自然治癒力が引き出され、毛穴の改善にも効果があらわれるのです。
傷が修復する過程でターンオーバーも促進される
ダーマペンによって小さな傷をつけると、線維芽細胞が活性化され、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどが増え、ターンオーバーの促進に繋がります。
ターンオーバーが正常化されると、肌に関するあらゆるトラブルが解消され始めるでしょう。
皮脂の過剰分泌を抑制できる
ダーマペンには皮脂の分泌を正常に戻す効果もあります。
皮脂の過剰分泌は毛穴が黒くなったり、毛穴が広がったりと悪影響を与えます。
施術を行うことで皮膚の細胞が傷を治そうと活性化し、新陳代謝が正常化することが理由です。
黒ずみ毛穴やいちご鼻にも効果がある
毛穴が開くと皮膚のゴミや油分が溜まると酸化が始まり黒く変色します。
それが黒ずみ毛穴やいちご鼻ができる原因です。
ダーマペンの施術はターンオーバーを促進させ、自然治癒力を高め悩みを改善へと導きます。
スキンケアだけでは対処が難しい問題も、ダーマペンによって効果が期待できるでしょう。
ダーマペンで毛穴が悪化すると言われる理由
基本的には毛穴の状態改善への効果が高いダーマペンも、誤ったやり方によって悪化したという報告も受けています。
間違った方法や危険性について見ていきましょう。
毛穴に炎症が見られる際に行なった
肌改善への効果が高いダーマペンですが、毛穴の炎症など肌の状態によっては逆に悪化してしまう可能性があります。
そのためクリニックでは必ず施術前に診断を行うのです。
セルフダーマペンやエステなど医療機関でない場所で行う場合は、正しい診断が行えない可能性が高いため、危険が伴います。
間違った方法でセルフダーマペンをした
問題が発生する多くがセルフダーマペンによる結果です。
治療では本人の肌の状態や必要な箇所を見極め、針の深さを適切に設定し行う必要があります。
知識、経験の乏しい状況では、何が正しく何が間違いなのかの判断がつきません。
危険が常に伴うセルフダーマペンは避けたほうが賢明です。
ダウンタイムを正しく理解していない
ダウンタイム期間をどう過ごすかは、施術と同じく重要な項目です。
施術後の肌が傷つき修復を行なっている状況では、思いがけない刺激によって後々の後悔へと繋がる可能性もあります。
特に多いケースは紫外線対策を十分に行なっていなかったことや、施術後の2〜3日間は痛みや痒み、内出血などが発生する場合があることを忘れていた、などです。
肌質や状況により必要な回数が異なる
治療に関しての回数や期間は本人の肌状態や希望などによって異なり、効果がすぐにあらわれる人もいれば、ある程度の回数を要する人もいます。
毛穴の悪化が何年にも渡っている場合もあれば、ターンオーバーに必要な期間が人によって違うことなどが理由です。
悪化した毛穴をダーマペンで改善する際のポイント
悪化した毛穴を改善するためのポイントを解説します。
実際に治療を受ける際に、クリニックで教えてくれる情報ですが、前もって理解することが大切です。
施術当日は肌に刺激を与えないよう注意する
施術直後は特に肌への刺激を避ける必要があります。
激しい運動やアルコールの摂取など、体温が上がる行為も控えましょう。
また入浴や、メイクも厳禁です。
日焼け止めの使用も禁じられるため、紫外線対策に日傘を用意すると良いでしょう。
継続して施術の回数を重ねる
ダーマペンの治療では継続し回数を重ねるごとに効果があらわれてくる特徴があります。
1回目でも効果は感じられますが、結果を出すには4~6回の継続がおすすめです。
回復期間の兼ね合いで3〜4週間は次の治療を行えないため、およそ半年かけてクリニックへ通う必要があります。
肌質に適した薬剤を利用する
さらに治療の効果を高めるには、自分の肌質にあった薬剤を利用すると良いでしょう。
ダーマペンだけでも繊維芽細胞が活性化されますが、薬剤を利用することで更なる効果が見込めます。
アリエル美容クリニックではダーマペン4とコラーゲンピールを組み合わせた「ヴェルヴェットスキン」を行なっています。
毛穴の状態が悪化して困っている人にダーマペンはおすすめ
正しい方法であれば、ダーマペンは悪化した毛穴の改善に大きな効果があります。
施術によって悪化する原因の多くは知識・経験に乏しい人の手で行なった結果です。
アリエル美容クリニックでは、熟練の医師による丁寧な診断とカウンセリングによってお客様の肌状態に合った施術方法を提案しています。
肌に関する悩みによって人は落ち込むこともあれば、解決によって自信を取り戻せることもあるのです。
当院ではお客様一人一人の悩みや体質に合わせたオーダーメイド施術を目指しています。
あなたの悩み解決をサポートします。