毛穴の開きやニキビ跡はダーマペンで治せるの?ダーマペンの特徴や効果を解説
監修医師プロフィール
アリエル美容クリニック 院長/医師
鈴木桂介
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 順天堂大学練馬病院
- 越谷市立病院
- 都立大塚病院
- 大手美容クリニック 川越院院長
- アリエル美容クリニック開業
ダーマペンは、さまざまな肌トラブルに効果的な美容治療です。
1回の施術にかかる金額もあまり高くない為、幅広い年代の方が利用しています。
「ダーマペンってよく聞くけど、どういう施術をするの?」
「毛穴の開きやニキビ跡もちゃんと治るの?」
ダーマペンを検討している中で、こんな疑問や不安を抱えていませんか。
本記事では、ダーマペンの特徴や効果などを解説しています。
さらに、比較検討されやすい「フラクショナルレーザー」との違いも比べてみました。
ダーマペンの施術を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ダーマペンの特徴
ダーマペンは、肌に小さな穴をあけて自分の力で修復しコラーゲンを生成します。
針の深さは治療目的で変わり、ダウンタイムも最長で1週間と比較的短いです。
肌に小さな穴をあけて自然治癒で肌質を改善する
ダーマペンは髪の毛よりも細い針で、肌に小さな穴をたくさん開けます。
肌は穴を自力で治すために繊維芽細胞を活性化してコラーゲンを生み出し、肌を再生しようと新しい細胞へ生まれ変わる仕組みです。
これを5回以上繰り返すと、毛穴が目立たないなめらかな肌になります。
さらに、ダーマペン治療とあわせて導入美容液を取り入れるとより効果的です。
治療目的によって針を入れる深さが変わる
針を入れる深さは0.25mm〜3.0mmまであり、0.1mmごとに調整ができます。
自分が改善したい肌トラブルにアプローチできる針の深さは、下の通りです。
針の深さ | 効果がある肌トラブル |
0.25mm(角質層) | 現時点で現われているニキビ |
0.5mm(表皮) | 加齢などによる小じわやたるみ |
1.0mm(表皮と基底層の間) | シミ・しわ・たるみ |
1.5mm(基底層) | 色素沈着 |
2.0mm(基底層と真皮の間) | クレーター状のニキビ跡 |
2.5mm(真皮) | 毛穴の開き |
針の深さによって、痛みやダウンタイムが変わってきます。
医師と相談して、針を入れる深さを調整してください。
ダウンタイムの期間が短い
ダーマペンのダウンタイムは2日〜7日程度です。
細い針で穴を開けているので、早ければ1〜2時間で穴が塞がり、修復がはじまります。
もちろん、針を入れる深さが深いほどダウンタイム期間が長いです。
大体は、14日ほどで完全に戻りますが、それ以上続く場合はクリニックで診てもらいましょう。
ダーマペンの効果
ダーマペンを施術すると、毛穴やニキビ、肌のたるみや小じわが改善できます。
さらに、肌に残ってしまったニキビ跡やクレーターにも効果的です。
毛穴の開きを改善する
毛穴は肌の乾燥や皮脂の過剰分泌、ストレスなどが原因でだんだんと開いていきます。
さらに顔の毛穴は皮脂腺が大きく発達している為、毛穴の開きが目立ちやすいです。
ダーマペンを施術すると、毛穴の内側にある細胞が生まれ変わり、毛穴が目立たなくなります。
施術後は、再び毛穴が開かないようにしっかりとスキンケアをしましょう。
ニキビ跡・クレーターを改善する
大きなニキビが同じ場所に繰り返しできたり、ニキビを潰してしまったりするとニキビ跡やクレーターが出来てしまいます。
跡は1ヶ月〜半年以上でほとんどのニキビ跡は消えますが、肌の内側にある組織が壊れてしまうと消えません。
ダーマペンは、肌内部の細胞を再生する治療法なので、壊れてしまった肌細胞を生まれ変わらせ、ニキビ跡を改善します。
クレーター部分は肌に潤いが戻り、ふっくらとした肌になります。
このほかに、身体の傷跡や二の腕のブツブツの改善も可能です。
肌のたるみ・小じわを改善する
ダーマペンはアンチエイジングにも効果的です。
肌の再生能力でコラーゲンを生成することで、潤いを取り戻し若々しい肌に生まれ変わります。
加齢により無くなった肌の潤いや肌のたるみ、小さなシワはダーマペンで改善しましょう。
ダーマペンとフラクショナルレーザーの違い
フラクショナルレーザーとダーマペンは、治療効果が似ているので比較検討されやすいです。
自分に合っている治療法はどちらなのか、医師と相談して決めましょう。
治療方法
ダーマペンとフラクショナルレーザーの大きな違いは、肌に穴をあけた後に熱を入れるかどうかです。
ダーマペン
- 極細の針で肌にたくさん穴を開ける
- 治療目的に合わせて針の深さを調整する
- 美容液を一緒に使用する場合もある
フラクショナルレーザー
- レーザーを細かな点状で照射し約15%ずつ肌を入れ替える
- 治療目的に合わせて照射強度を調整する
針の深さやレーザーの強さは、調整ができます。
ただし、肝斑がある場合は施術後に悪化する可能性があるので、必ずクリニックに伝えてください。
施術後の効果
ダーマペンとフラクショナルレーザーの効果はほとんど同じですが、若干違うところがあります。
ダーマペン
- 毛穴の開きを改善
- ニキビ跡の改善
- 肌のたるみ、小じわの改善
- 傷跡の修復
フラクショナルレーザー
- 毛穴の開きを改善
- ニキビ跡の改善
- 肌のたるみ、小じわの改善
- リフトアップ
ダーマペンは顔の肌トラブル改善以外に、身体にできた傷跡や妊娠線をキレイに治せるのが特徴です。
一方でフラクショナルレーザーは、毛穴に熱を入れるためリフトアップ効果があります。
施術中の痛み
施術をする時は、麻酔クリームや笑気麻酔を使用して痛みを抑えるため、ほとんど痛みはかんじません。
ただし、施術が終わって麻酔が取れた後に下のような痛みを感じる場合があります。
ダーマペン
- チクチク刺される感覚
- 骨に響くような痛み
フラクショナルレーザー
- 日焼けのような痛み
針の深さやレーザーの強さによりますが、フラクショナルレーザーの方が痛みが強く出ます。
ダウンタイム期間
フラクショナルレーザーは肌に熱を入れるので、効果が分かりやすいですがダウンタイム期間が長いです。
ダーマペンは、肌に小さな穴を開けるだけなので、ダウンタイムがすぐに終わります。
ダーマペン
- 2日~7日
フラクショナルレーザー
- 7日~10日
数日後に予定を控えている方や長期間の休みが取れない方は、ダーマペンがオススメです。
施術にかかる費用
ダーマペンはどのクリニックでも価格は変わりませんが、フラクショナルレーザーは導入しているクリニックが少ないため、価格にばらつきがあります。
ダーマペン
- 一回:20,000円~35,000円
フラクショナルレーザー
- 一回:10,000円~110,000円
オプションや当てる部分によって金額が変わってきます。
クリニックで相談しながら、無理のない金額で施術しましょう。
また、ダーマペンは1回のみだと効果が出づらいので、あらかじめ3回〜10回のセットプランが用意されています。
通う頻度
しっかりと肌のトラブルを改善する為には、定期的な施術が必要です。
施術の効果やダウンタイム期間を考慮すると、ダーマペンの方が通う頻度が多くなります。
ダーマペン
- 3週間~4週間に1回
フラクショナルレーザー
- 1ヶ月~1ヶ月半に1回
どちらも約1ヶ月のサイクルで施術をします。
肌の状態や治療目的によっても通う頻度が変わるので、カウンセリングの時点で確認しておきましょう。
ダーマペンはこんな方にオススメ
- ニキビやニキビ跡を改善したい
- 毛穴を引き締めたい
- 小じわをなくしたい
- 肌にハリや潤いがなくなってきた
- 傷跡をキレイに治したい
- 短いダウンタイムで治療を済ませたい
ダーマペンは顔に出来たニキビや毛穴のトラブルだけでなく、身体の傷跡も修復可能です。
また、肌に開ける穴はかなり小さいため、数時間で穴がふさがり1週間以内にはキレイな肌に戻ります。
赤みや内出血がおこることもありますが、2日目からは化粧で隠せるレベルなので、ほとんど気になりません。
ダーマペンで毛穴の開きやニキビ跡を改善しましょう
毛穴の開きやニキビの原因は、紫外線や乾燥で肌の潤いをうばわれてしまうことです。
日頃から肌のケアをすることはもちろん大切ですが、自分で治すのが難しい肌トラブルはダーマペン治療を検討してみてください。
アリエル美容クリニックのダーマペンは、一人一人の悩みに合わせて施術方法を決め、専門の看護師が担当します。
顔全体・首の施術は、1回・3回・5回・10回から選べます。
施術プランのなかには、今注目を集めている「ヴェルベットスキン」(ダーマペン+マッサージピール)もあり、妊娠線のケアや二の腕のブツブツ改善にオススメです。
公式LINEで無料相談も受け付けていますので、ダーマペンを検討されている方は気軽に相談してみてはいかがでしょうか。